2024年 5月 19日 (日)

ガチャの最新事情 辛酸なめ子さんはデートでの活用を勧める

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   steady.(ステディ)7月号の「辛酸なめ子の覗き見 OL妄想劇場」で、なめ子さんが「ガチャガチャ」の最新事情について書いている。昨今、駅構内や商業ビルの空きスペースに、すごい勢いで増えている気がするというのだ。

「ここ最近は大人向けの高クオリティーなガチャガチャも多く、日本の誇るカルチャーになりつつあります。また、コロナ禍で、店員を介さず非接触で買えるところも、需要が高まっている要因なのでしょう」

   ガチャガチャとは、カプセルに入ったミニ玩具などの自動販売機、または出てくるカプセル商品のこと。何が転がり出るかわからないトキメキ、おみくじ感覚が魅力だ。

「不景気な日本で物欲のミニチュア化が進んでいるのを感じます。欲しかった宝物やインテリアアイテムもガチャガチャになれば数百円で手に入ります」

   中身の多様化も進む。筆者は「最近見かけたシュール系商品」を紹介している。

   例えば〈ギャルが折った折り鶴〉。「グチャッとした適当な感じの折り鶴が入っていて300円。見本を折ったのはギャルでも、量産しているのはギャルじゃないそうですが...」

   〈じぃじ&ばぁばの便り〉(200円)は、見知らぬ老人からの直筆(の印刷)の手紙が入っていて、寂しい時に心の穴を埋めてくれるそうだ。

  • 約150台のガチャが並ぶ秋葉原の一角。カップルが1個ずつ買っていた=冨永写す
    約150台のガチャが並ぶ秋葉原の一角。カップルが1個ずつ買っていた=冨永写す
  • 約150台のガチャが並ぶ秋葉原の一角。カップルが1個ずつ買っていた=冨永写す

「流れ来てるよ!」

   なめ子さんは「大人の遊び場、秋葉原」で取材もしている。まずは駅構内で目撃した「驚きのシーン」から。円谷プロのフィギュアが出てくるガチャガチャである。

「ひとりの男性が、ガチャガチャの中身をなんとか探ろうとして、懐中電灯でカプセルひとつひとつを照らしていたのです...照らせば内側が見えそうで見えない感じ...出生前診断をする医師のような真剣な表情が脳裏に焼き付いています」

   筆者が次に向かったのはガチャガチャの専門店。ここで、あるカップルに注目する。彼氏のほうが出したいカプセルの希望を口にすると、彼女が「わたしがやれば出るよ!」と宣言。なんとその通り、1/5の確率をクリアして希望の品が出た。「イエイ! 天才か!」と彼。彼女は「流れ来てるよ!」と興奮気味である。

「『親ガチャ』というネガティブな言葉もありますが、人生に時折訪れるガチャの試練。そんな時、ガチャ運が強い彼女なら、常に最高の選択肢を引き寄せてくれるに違いない...そう彼の意識にインプットされたことでしょう」

   ちなみに「親ガチャ」とは、自分では選べない親の経済力や社会的地位で、スタートラインどころか人生そのものが大方決まってしまう、という若者の嘆き言葉だ。

   なめ子さんは「相手にとってガチャの女神になることが、心をつかむ秘けつかもしれません。ダメ元でも言ってみるものです」と、彼女の強気に感心する。

「何が出るかわからないサプライズ感は、吊り橋効果(不安や恐怖の中で出会うと恋愛感情を抱きやすいという現象=冨永注)にも通じ、恋心を盛り上げそうです。ガチャガチャ専門店はデートスポットとしてもおすすめだと他人事ながら実感しました」

冨永格(とみなが・ただし)
コラムニスト。1956年、静岡生まれ。朝日新聞で経済部デスク、ブリュッセル支局長、パリ支局長などを歴任、2007年から6年間「天声人語」を担当した。欧州駐在の特別編集委員を経て退職。朝日カルチャーセンター「文章教室」の監修講師を務める。趣味は料理と街歩き、スポーツカーの運転。6速MTのやんちゃロータス乗り。

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