GPS機器などを手がけるガーミンジャパン(埼玉県富士見市)は、衛星通信コミュニケーター「inReachMessengerPlus(インリーチメッセンジャープラス)」を2024年9月27日に発売した。軽量コンパクトボディで高速大容量メッセージ通信やSOS発信の機能搭載装備の負担になりにくい軽量コンパクトボディに、メッセージ通信や位置情報の共有、国際救助機関へのSOS発信などの機能を備え、世界中の様々な場所での冒険やフィールドワーク時の安全をサポートするとしている。全世界をカバーする衛星通信ネットワークを活用した「inReachテクノロジー」が第2世代に進化。スマートフォンアプリを介し、より高速で大容量のメッセージが送信可能になった。携帯電話の電波が届かない場所からもSOSを発信でき、「Garmin応答センター」が世界中24時間、年中無休で救助要請に対応するとしている。SOSはボタンを押すだけで発信可能。誤動作を防ぐ保護キャップも備えている。位置情報を家族や友人などと共有可能で、迷った時にスタート地点までナビゲートする「トラックバック」機能などを実装している。コンパクトながら低消費電力液晶ディスプレイ(MIP)を搭載し、デバイス上からもプリセットメッセージの送信や、送信したテキストメッセージの確認ができるという。10分おきのトラッキング機能を作動したままでも約600時間の稼働時間を実現したロングバッテリーを内蔵。IPX7の防水性能、「MIL-STD-810」準拠の堅牢性を備えるタフネス設計となっている。価格は8万3800円(税込)。なお、月額の衛星通信サブスクリプションの契約が別途必要だ。
記事に戻る