2024年 5月 2日 (木)

兄弟の遺体をバラバラ
にするのは珍しい

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   東京・渋谷で起きた短大生(20)遺体切断事件をメインニュースで取り上げた。

   次兄である予備校生(21)が早期逮捕されたが、番組で注視したのはキャスター、渡辺宜嗣の「兄弟の遺体をバラバラ切断するというのは初めてではないですか、非常に珍しい」という点。

   犯人が遺体をバラバラに切断する狙いには犯行を隠すため、憎悪、遺体を持ち運びやすくする、などの要因が考えられるというが、「バラバラ事件は数多いものの、兄弟をバラバラにするというのは初めてですね。今回は、瞬間的に憎悪があったにせよ、これらの要因のいずれにも当てはまらないように思う」とゲストのジャーナリスト、大谷昭宏の指摘ももっとも。

   いじめ自殺や履修漏れ問題、タウンミーティングでのやらせのあげく成立した教育基本法など、社会のいびつな実相を嘲り、逆襲でもするような不可解な犯罪、全く別な視点で解析する必要のあるこうした事件が多発しているなぜか。

   ゲストの中央大法学部教授、藤本哲也は「こうしたアメリカ型犯罪がこれから増えてきますよ」というが、こんな表面的な分析ですむ問題ではないと思うのだが。

「人が本当のことを言っているか判断できない」

   今朝の検証レポートで、16年前に起きた幼児殺害事件をめぐる2つの自白テープの真相を追跡した。

   1つは逮捕された男性の逮捕直後の自白テープで、書かれたものを棒読みしている内容。もう1つはその男性と交際していた幼児の母親の自白テープですらすらと自ら進んで自白している内容だ。

   番組が問題にしているのは母親の自白テープ。母親のテープは、裁判中に男性のテープと共になぜか紛れ込んで法廷で開示されたものだが、裁判では母親が精神錯乱状態にあったとして無視された。 一方、男性は裁判中、自白は強要されたものだとして反論するが受け入れられず、懲役7年の判決が確定、服役を終え、出所後に冤罪事件として再審請求の運動をしている。

   番組では、2つのテープの信憑性について改めて専門家に鑑定を依頼した結果、母親の自白テープの信憑性が高いこと、男性の自白テープは信憑性が低いと断定している。

   そこでゲストの弁護士、橋下徹が「法律家というのは、人の言うことに信用性が有るのか無いのか判断する能力は無い。この事件はこの法曹界の欠点が象徴的に顕われている」とズバリ。検事にも裁判官にも判断能力が無いとなると、今準備中の裁判員制度は無能力な判事をカバーするため?

   今朝も前日に続き『拡大3時間SP』で力を入れただけあり、ユニークな独自ネタが盛り沢山。『日本の奇祭 衝撃の瞬間全公開』では15歳から23歳までの若者が素っ裸で家から海岸まで走る『裸参り』やバカヤローと叫びながら練り歩く『バカヤロー祭り』など地方の奇抜で素朴な祭りの数々を披露し、面白くまとめていた。また、梅酒一杯15万円をぼったくって刑務所に入った、新宿・歌舞伎町の『元ボッタクリの帝王がよろず相談人』は、正月番組というより借金に追われる年末番組向きだが、混沌とした世相を映じたユニークな商売をよく探してきたと感心する。

文   モンブラン
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