どうした、どうした
ペコちゃん!

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   消費期限切れ食材で作ったシュークリームやアップルパイ、基準値以上の細菌が検出されたシューロール、そして、工場にはネズミ・・・製菓大手の不二家の不祥事追究が続いている。

   クリスマスケーキ、シュークリームを日本で初めて売った創業90年の老舗、ペコちゃん、ミルキーの名声が泣く。「どうした、どうした、ペコちゃん!」と、もんた節が炸裂した。 

   赤字が続いて、コスト削減の圧力が現場にかかった結果だろうが、「マスコミに知れたら、雪印の二の舞になる」という、隠蔽をはかった内部文書までが明らかになった。危機管理のなさといい、二の舞どころかそっくりそのままだ。

   「コスト削減、リストラ・・・一理ある。しかし、そうまでしなければいけないんなら、経営しちゃいけない」。同社は昨日から洋菓子の販売をやめたが、「食べちゃった人はどうなるんだよ!」。

   みのがのってくるとだれも口をはさめない。

「あ、やっと明るいニュースがあった」

   新宿・渋谷・町田のバラバラ死体事件、兄が妹を惨殺・切断など、このところ暗い事件が続く。この日も、茨城で男性の切断遺体がみつかった。ほかにも、3歳児を餓死させた親の裁判、死んだ母親を放置した息子、夕張をネタにニセ募金・・・「朝刊キョーミ新新」はそうしたニュースが延々と続いた。

   「こんなニュースばっかり。ひどすぎるな」と、みのがしかめっ面をすれば、日本中がうなずく。ところが最後に、将棋の公式戦で、14歳の中学3年生、里見香奈1級が矢内理絵子女流名人(27)を下したというのがあった。

   「あ、やっと明るいニュースがあった」とみのもんた。「北島三郎先生の『歩』、それでは一曲歌わせていただきます」と笑わせた。

   「里美さんの最後の手は?」という質問に、竹内香苗アナが「3の2のト」。「3の2のト? あ、歩でしょ」でスタジオ爆笑。「やっと明るくしてくれたねー」とみのも小躍りして、「歩のない将棋は、負け将棋」とうなってみせた。これが目的だったのかも。

   この日最大の目玉は、キムタクの生出演。14日から始まる日曜ドラマ「華麗なる一族」のPRだ。「いつもはノーメイクの広報担当が、今日は厚化粧でもう大変」なんて盛り上げて、なんと8時4分から番組終了までを通した。

   8時またぎの大ボードも「華麗なる一族」仕様につくって、それをまた木村拓哉が回して、めくりまでやるというお祭り騒ぎ。こうした盛り上げはみのもんたのお家芸みたいなものだが、「14日、最初だけは見ておかないとね。後はVTRでもいいけど」と本音まじりが、また受けるのだろう。

   しかし、これだけの時間を使っての自己PR——メディアとは何なのかなと考えさせられる。

文   ヤンヤン
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