夫から先に切り出さ
れたのが屈辱で…
本日のスッキリ!! は日本テレビが苦労して集めてきたお宝――夫バラバラ殺人事件の容疑者と被害者の写真――で画面をドギツク飾り立てた。
昨日のDV色は影をひそめ、殺された夫が妻の鼻を折っていたという証言も「(妻の浮気がわかって)つい殴ってしまったようだ」と軌道修正。知人の話から「名門女子大に入って派手に」「ブランド品、合コン好きのセレブ女」というじつにスッキリ!! とした人物像を構成した。このバラバラ殺人鬼は鼻持ちならないバブリー女であり、老若男女がバリアフリーで叩ける対象物なのだと教えてくれた。
事件の動機解明を進めるスタジオは、今日も安楽椅子のメー探偵が活躍。ワイドショーの優等生、さかもと未明は事前の予想通り「ブランド」に食いついて曰く、「(容疑者は)ブランドで外側を飾り立てた人生で~」
テリー伊藤は威勢がなく、とめどもない。せめて喋りに句読点をつけてくれるとイイんだけど……。「自分で次の生き方(相手)を決めてから離婚したかったのに、反対に夫から先に切り出されたのが屈辱だった(から殺した)」ということらしい。
これに対して、加藤浩次は「そういう気持ちはあったかもしれないが、それが本当に殺人の動機になったのか」と疑問を呈した。もちろん、結論は来週以降に持ち越されたんである。
「一番泣いているのはペコちゃん」
菓子メーカーの不二家が、シュークリーム製造に消費期限切れの牛乳を使用した上に、その事実を社内で隠そうとしていたらしく、第二の“雪印“問題だと話題になっている。
このニュースに誰よりも大きな衝撃を受けたのがテリーだった。子供の頃から不二家のファンで、この10年間は、クリスマスケーキは不二家で予約して買っていたというほど、熱心なサポーターだったそうだ。「不二家のケーキが世界一うまい」と信じていたテリーは力なく肩を落としていた。心中お察ししてあげたい。
「でも、一番泣いているのはペコちゃんだと思う」と最後はペコちゃんへの気遣いを見せたテリーは立派だ。自慢の奇抜な発想で不二家再建に協力してあげたらいいのかも!?
32歳の容疑者を“バブルの申し子”扱いしたコメンテイター、かとうかず子。バブル発生と崩壊の暦も知らずに現代社会をカタるとは……。都の西北あたりでパンキョ-を身につけてみてはいかが!?