2024年 5月 1日 (水)

キムタクの過酷な運命、見届けたい(華麗なる一族)

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   放映前の1週間、主演の木村くんは番宣のためテレビに出まくっていた。ワイドショーにバラエティにニュースに、天気予報まで。TBSの開局55周年を一人で背負っている感じで、こりゃタイヘンだわ。それにしても“華麗”にひっかけてカレーパン発売って、チト宣伝の方向まちがってないか?

   だけどドラマは期待を裏切らず、見ごたえ十分。初っ端から60年代の街並みを再現した巨大なセットに目を奪われる。路面電車や看板や、クラシックな車や行き交う人々のファッションに大興奮。鉄鋼所の事故で火花は炸裂するし、スペクタクル映画みたい。50インチのプラズマでも持っていたらさぞ楽しかろうと、21インチテレビの前で正座する私。オールスターキャストが次から次へと登場し、まさにめくるめくような...。(慣れない言葉づかいにアップアップの人も、中にはいたけどネ。)

   原作は読んでいない。だからお金持ち世界のドロドロ?くらいの知識しかなかったんだけど、描かれるのは高度経済成長期、銀行や製鉄会社など幅広く経営する財閥一族の愛憎。

   大勢の行員をかかえた銀行頭取の父(北大路欣也、目バリはいってる?)、そりゃ潰すわけにはいかない。何としても金融再編の波を乗り越えねば。何百億の借金をして高炉建設に挑む製鉄会社専務の長男・鉄平(木村拓哉)、うー、失敗したらどうなるの?! 小心者の私には及びもつかない世界だわ。

   チラッと映った先代の肖像画が、やけに鉄平に似てるなと思ったら、彼にはとんでもない出生のヒミツが。一匹の鯉(金のシャチホコっぽかったけど)の出現で、この先どれほど過酷な運命が鉄平を待ち受けているのか、しっかり見届けねば。

   木村くんは今のところ、いつもながらの熱血漢役だけど、やがて見たことない顔見せてほしいぞ。

   ※華麗なる一族 日曜夜9時・TBS

文   ツキノ・ワグマ
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