与党がいないので
厳しいですね

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   そのまんま東が7万票以上の差を付けて圧勝した宮崎県知事選をトップニュースで取り上げる。まず番組冒頭で、選挙戦最終盤の東の選挙運動ぶりを追跡した。

   政党団体なし、組織なし、経験なしで当初、苦戦と見られていたが、まじめさ、真剣さを前面に出して政策を訴える東の姿勢に、県民の反応が変化する様が映像によってかいま見られたのはよかった。

   その後の東の番組生出演では、渡辺宜嗣アナが「圧勝したのは、現在の政治を変えたいという県民の思いの現れでしょうが、何をどう変えようと思います?」との問いに、東は「まず、自分のコストダウンをしたい」と。具体的に何を意味するか不明だが、以前から“公約“として掲げている公用車の廃止とか、知事のイスをパイプ製のイスに変えたいということか。

   また、ゲストのジャーナリスト、鳥越俊太郎が「与党がいないので厳しいですね」との問いには「私も皆さんの目標も、宮崎をよくしたいという一点なので、そんなに対立はないと思っています」とキッパリ。東の生真面目な面が感じられたインタビューだった。

「昔もやっていた。遂にやられた」

   渡辺アナが「どこに問題があったのか検証したい」との狙いで、関西テレビの生活情報番組「発掘!あるある大事典II」の捏造問題を取り上げた。とくに注目したのは『あるある大事典』元スタッフによる赤裸々な証言。問題のすべてを語っていた。

   番組にはゲストコメンテーターとして碓井広義・千葉科学技術大教授が生出演。碓井教授は「作り手の問題として、捏造と虚偽が混じった一番困ったケース」と指摘する。碓井教授によると、『あるある大事典』はこの1年間で50本放送され、このうち12本が今回と同じダイエット関係という。この12本に同様の捏造があったのかどうか気になるところ。

   番組では、『あるある大事典』の元スタッフをインタビューし、過去も同じような制作姿勢だったことを生々しく証言させるのに成功した。それによると、「ニューヨークに行く予算がないので、似たような場所を日本で探し、外人にインタビューするなど、昔も同じようなことをやっていたので、遂にやられたかという感じだ。毎週一本作るわけですから、何がしかの“やらせ”をやらないとあの番組はできないですよ」とは語るに落ちた話。

   関西テレビの『発掘!あるある大事典Ⅱ』を取り上げたが、では一体どこに問題があるのか。渡辺アナが「決して人事とは思えない」と話していたが、最近のテレビ報道で気になっていたのが、報道番組なのか単なる床屋談義、バラエティーなのかケジメがなくなっていること。

   床屋談義やバラエティー番組を否定するつもりはないが、視聴率至上主義から、ただ面白ければよいという視聴者への媚び、甘えからか、作り手自身がケジメを見失っている番組が多い。

   ゲストの碓井教授は最後に「作り手自身がテレビの影響に無神経のような気がする」と語っていたが、今回の問題に限定せず、民放テレビ全体が対岸の火災視せずに見直す時期にきていると思う。

文   モンブラン
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