2024年 4月 27日 (土)

普段思っている
ことがポロッと出た

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   女性を、子供を産む機械に例えた柳沢伯夫厚生労働相の発言について「国会に新たな火ダネ」(渡辺宜嗣アナ)と、取り上げた。番組の冒頭の『ニュースBOX』でさらりと触れた程度だったが、もっと突っ込みがあっていい。

   柳沢氏は大蔵官僚出身。政界に転じ国土庁長官や金融担当相を歴任したが、金融担当相時代に、「日本の銀行はいたって健全。公的資金の投入の必要はない」と発言し、竹中平蔵経済財政政策担当相と対立。内閣改造時に更迭されている。最近では『ホワイトカラー・エグゼンプション』を強力に推進しようとした。

   それにしても、今回の柳沢氏の発言は、見識が疑われてもやむを得ない。本人は「話をわかり易くするため」と釈明した。しかし、例えた文言は「後継ぎが産まれない」の一言で冷たくあしらわれた、かつての男尊女卑時代を連想させる内容で最悪だ。

   ゲストの作家、吉永みち子は黙っていられない。「失言としても、普段思っていることがポロッと出たのでしょう。現職の厚生労働大臣が、普段からこういう頭では今後何を言われても素直に受取れない」と手厳しい発言。

   ただ番組としては、政界の反応、とくにいま話題の女性議員などの反応もほしかった。

「納豆だけでなく、今度はレタスです」

   納豆ダイエットでデータ捏造が発覚したのに続き、捏造した例がやはり他にもあった。今や『発掘!あるある大捏造』の様相を呈している。

   今回は、過去に『発掘!あるある大事典』で放送された『レタスの快眠作用』と『味噌汁のダイエット効果』。スーパーモーニングには、問題の『レタスの快眠作用』で実験を行った長村洋一千葉大教授が、ゲストコメンテーターとして出演。「レタスを食べたマウスがおとなしくなったのは数秒だけなのに、番組では『寝てしまった』と、事実とまったく食い違う内容になっていた」と証言した。

   それにしても、関西テレビの危機管理のまずさには呆れる。すでにスパモニの報道で番組制作の元スタッフが証言していたことから、他にも捏造がありそうなのは予測可能だったはず。だが、追及のテンポの速さに追いついていけない。関西テレビ広報部は「私たちもビックリ。今、過去を遡って調査を開始している状況です」。

   ということは、下請けに丸投げしながら、まったくチェック体制がなかったことを示している。

   東国原英夫宮崎県知事のスタート一週間を振り返った。「またか」と思わぬでもないが、フットワークのよさや清新さが出ていて好感。とくにゲストで出た浅野史郎・前宮城県知事が、オール野党の議会対策で、「7万票差は大きい。大丈夫です」と、さらりエールを送ったのもよかった。

文   モンブラン
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