2024年 4月 26日 (金)

菅総務相にピリピリ「麻生大臣が懐かしい」

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エレキ君

菅総務相がこんどは省庁統合を言い出した。NHKの受信料2割引き下げといい、相次ぐアドバルーン発言に総務省幹部も苦りきっているとか。

プレス君

菅総務相がぶち上げたのは「情報通信省」構想。総務省、経済産業省、文部省、内閣府の情報通信部門をひとつにまとめようという壮大なもの。

アドバ君

情報産業部門をひとつの省にしようという話は01年の省庁再編のさいにもあった。06年には放送と通信の融合を唱える竹中総務相(当時)が必要性を訴えた。

テレビ君

菅総務相は情報通信分野を自動車に続く基幹産業に育てたいといっている。しかし、この構想に経産省は猛反発、管轄している情報産業の企業が他に持っていかれるという縄張り意識からだ。天下り先が減るという理由もある。

プレス君

経産省の北畑事務次官は「大きな省をつくるのではなく、規制と振興の分離をまず考えるべき」と公然と反対を表明している。総務省と経産省の放送・通信利権をめぐる縄張り争いがまたぞろ再燃。いっそ、この2つを統合したらいい。

エレキ君

01年の省庁再編では1府21省が現在1府12省になった。安倍政権も省庁再々編を積極的に検討する方針を固めたようだが、実現の可能性は?

アドバ君

安倍政権が省庁再々編をやるのは大胆な改革で低下する支持率を押し上げるのがねらい。教育、憲法に加えてやるには大きすぎるテーマ。憲法改正の片手間で実現できるほど簡単ではない。安倍は若く、仕掛けも若かった。

プレス君

安倍政権には省庁再々編を内閣の最優先課題にして取り組む覚悟があるとは思えない。官僚が抵抗する姿が目に見えている。再々編という言葉だけが先行しており、実現しても形だけのものになるのがそれこそ目に見える。

エレキ君

この情報通信省構想もそうだが、菅総務相が相次いで改革プランをぶち上げるのは、どういう狙いがあり、その背景は?

プレス君

菅総務相発言の背後にはS局長がいるとみていたが、そうでもなさそうだ。安倍首相が改革などの発言すると、すぐに自ら反応するそうだ。拉致問題でのNHKへの命令放送も、NHK受信料2割引き下げもそう。論功行賞に対する返礼かな。

テレビ君

政治家独特の感だよ。政治家や民放首脳に食い込むのがお上手なS局長もお手上げだとか。それに菅総務相は挨拶にきたさい、名刺だけ置いていった幹部2人を名指しで批判、総務省内はピリピリ。でも、恐怖政治では省内をまとめられない。

プレス君

風貌に似合わずこまかいところがあり幹部からは「麻生総務大臣が懐かしい」なんて声も出ている。スキャンダル続出の閣僚のなかで、いまもって無傷なのは立派。ぶち上げた構想が実現できるか、真価が問われるのはこれからだ。

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