李香蘭になりきれなかった「上戸彩」

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   この前の連休は、テレビ東京でやった2夜連続の長いドラマ「李香蘭」を見た。オレも昔、フジテレビの開局30周年で「さよなら李香蘭」というドラマを制作したことがあったので、どんなものかなあと思って。

   テレ東にしてはがんばって作った作品だと思う。角川との共同制作ということで、キャスティングにも力が入っていた。ただ、親子ものになったり恋愛ものになったり、ちょっと甘口に作ってしまったかなという感じがした。監督の堀川とんこうは、学生時代からの友達なのでケチをつけるのはちょっと申し訳ないと思うんだけれど、正直いって期待外れだったな。

   特に、主演の上戸彩。かわいいんだけど、やっぱり「上戸彩」なんだな、最初から最後までずーっと。李香蘭になりきれていなかった。こういう大きな歴史ものでは、まだまだ厳しい感じがしたね。そういう意味ではやりにくいところがあったと思う。

   オレのときは沢口靖子でやったんだけど、ほとんど中国でロケして、いろんな苦労をしながら作った思い出がある。

   李香蘭が日本人だということが証明されて、上海から引き上げ船に乗って去るというシーンでは、3000人のエキストラを集めてロケをやった。現地のエキストラにはギャラ代わりに昼食券を配ったんだけど、昼飯を食ったら3000人が500人に減っていた。なんともごもっともな人たちでびっくりしたよ。

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