とんでもない事件
お前、何考えてんだ!
こともあろうに、大家が空き巣——―そのすべてを防犯カメラがとらえていた。
以前から、財布の現金が減るのでおかしいと思っていた住人が、防犯カメラを設置して2日目。男が入ってきて、テーブルの上の財布から現金を抜き取る。白手袋、顔もわかる。あ、マンションの大家(63)だ、というので御用になった。
「とんでもない事件ですよ。大家なら合いカギももってるし、お前何考えてんだと」(テリー伊藤)
「荷物届いたら、あけてもらったりもするでしょ」(香山リカ)
「やっぱりカメラつけた方がいいか」(加藤浩次)
「でも、そのカメラからへんな線が出ていて、管理人が見ていたりして」(宮崎哲弥)
「ちょっと待って下さいよ」と加藤。「いやありうる」とテリー。
動く映像をそのまま流せば一目でわかる、テレビならではの威力だ。だが、このマンションと事件、どこで起こったのかはとうとう言わず終いだった。
「麻原のDNAをつぐのは子どもたち」
オウム真理教(現アレフ)の上祐史浩代表が昨日、公安調査庁などを訪れ、オウムからの脱退と新団体の設立について説明した。信者1600人のうち200人が行動をともにするとみられている。
上祐代表は、社会に認められることを重視して、麻原彰晃元代表の行き方からの脱却を説いているといわれ、これに反対する信者とで、内部は分裂状態にあった。新団体では麻原時代の教材、写真、祭壇、宗教名から例のヘッドギアまですべてを放棄するという。が、これが見せかけである可能性はある。
テリー伊藤は、「上祐氏はしたたかですね。麻原のDNAをつぐのは子どもたち、その子どもたちを彼は面倒見ようとしている。これはある意味で根幹を握っている。最終的には上祐氏がもっていく」と意外な視点。
宮崎哲弥も「子どもの件は重要。表面的には、教義として(麻原とは)切れているようにみえる。ただ、偽装の可能性はいぜんある」という。
「子どもが上祐さんを支持するといったとき、どうなるかですね」(テリー)
「正統性の問題になる」(宮崎)
あこがれのアイドルの話になって、テリー伊藤が「内藤洋子」。「あー、喜多嶋舞のお母さん」と加藤。その加藤が「キョンキョン」といえば、宮崎が「ファンクラブに入ってた」と握手。香山リカは「郷ひろみ」、阿部哲子は「光GENJI」。それぞれ若かった。