議員億ション、有権者
の神経を逆なでしてる
「議員さんはニホンがどういう財政状態なのか知っているはずでしょう。800兆円もの借金を背負っているというのに・・・」
ジャーナリストの鳥越俊太郎があきれた口調で続けた。「こんな億ションが必要なのか。有権者の神経を逆なでしています」
そもそも議員宿舎は、議員の庁舎であって会議をするなど公的なスペースだ。世界を見渡しても、こうした施設があるのはニホンのほかに台湾ぐらいのものだ。
今夏に着工する16階建て80戸の参議院宿舎――ここの部屋の面積が79平米という。
「これだけあれば家族が住むという前提でしょう」とリポート役の玉川徹。しかもこの土地は都内でもかつての大名屋敷跡で、超の字がつく一等地。不動産業者の見立てだと、一室3LDKとして2億から2億5千万円!
問題化した赤坂の衆議院宿舎が億ションだとすれば、こっちはスーパー億ションになるそうだ。近くに建つことになっている公務員宿舎を建てる名目として参議院宿舎もと「政官がグルになった」官主導の税金投入だというからあきれる。
25平米の民間アパートに住む民主党河村たかし議員はいう。「必要なのかどうかの議論以前に決まっている。こりゃまさに身分社会、貴族院じゃ」。
「桑田投手はスペイン語にも挑戦中」
パイレーツとマイナー契約を結び、メジャー昇格を目指している桑田真澄投手。レッズとのオープン戦で、1イニングで2三振を奪うメジャー実戦デビュー。地元紙が「クワタのデビュー戦はパーフェクト」との見出しで伝えた。
スパモニのゲストで登場した木場弘子が、意外なことに桑田情報をペラペラ。
「実は今朝5時に主人と電話で聞いたんです」彼女の夫は元中日の与田剛投手。現地取材中なのだ。3時間前に夫がインタビューした話を番組で‘横流し’。
「大リーグのマウンドに立って結果的には舞い上がってしまって、自分でもどうなっちゃうんだろうと・・・まるで少年のような目で大興奮していたそうです」
マイナー契約とあって、残り1人の昇格ワクに24人のピッチャーがひしめいている状態に、生き残りをかける桑田。
「彼は、英語はマスターしてるでしょ。でも同じマイナーにいる選手のほとんどがスペイン語なんだそうです。だからいまスペイン語を猛特訓中で、主人はどこまで貪欲なんだろうと感心してました」
38歳のオールドルーキーの奮闘ぶりが、新鮮なエピソードとして伝わった。
スパモニは朝ワイドの番組では地味な構成。ニュースという素材を生かすことを中心にしているから、香辛料つまりコメンテーター、ゲストによる味付けを極限まで抑えている。この日もコメンテーター紀藤正樹弁護士が突っこむべき違法問題2件はワンフレーズでストップ。食い足りなさを感じた。