コンドームの使い方も教えてくれる「お役所提供番組」(TOKYO マヨカラ!)

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   「TOKYO マヨカラ!」は、毎週木曜の深夜26:00~26:15に放送されている関東ローカルの番組。2006年の4月にテレビ東京で始まった。

   「マヨカラ」という謎のタイトルが魅惑的なこの番組。見たままに番組の内容を書くと……


・ なぜか舞台がカラオケ屋・・・あ、マヨカラの「カラ」ってカラオケの「カラ」か。じゃあ「マヨ」は「真夜中」か!?
・ 司会は漫才コンビのハリガネロック(どうやら"店員"役のようだ)
・ なんだかよくわからない10人ほどの素人の若者が出演。みんなニックネーム、年齢、職業が書かれている名札をつけている。しかし本名は不明。彼らの素性が詳しく説明される場面も一切ない。
・ テーマに沿って本音でおしゃべりを繰り広げたり、そのテーマにまつわる情報をきちんと教えてくれる。以前NHK教育テレビで放送されていた「真剣10代しゃべり場」っぽくもあるが、それに比べるとだいぶゆるい感じだ。
・東京都が提供・・・そう、この番組は深夜番組では珍しい東京都の広報番組。

   お役所の提供番組らしく、毎回のテーマは「すすめようエコライフ」「今できること~骨髄バンク~」「不登校を考える」「悪質商法」など啓蒙的な内容が多い。「この漢字書ける?」という回では、「漢和辞典を使えるようにしておこう」とか言っていた。こんな小学校のようなのどかな内容のときもある。

   しかし真面目な一方で、TVのタブーっぽいことを平気でやってのけてしまうのが、この番組の面白いところ。たとえば「エイズ」がテーマの回では、これでもか!というくらいペニスの模型を使ってコンドームの使用法を教えてくれた。また、テレビ番組なのに「テレビ見過ぎじゃない?」というテーマの回も。見方によっては、とってもシュールな番組なのである。

   番組のコンセプトは「迷える若者たちの生の声を聞いて、若者自身が考えるきっかけにして欲しい」とのこと。若者たちのしゃべりは取留めのない感じ(そこが逆に嫌みがなくて良いとも思える)だが、教えてくれる情報は役立ちそうなものが多いし、意外と面白い。これは、笑いをきちんととりつつもテーマは全く蔑ろにしないという、ハリガネロックの優れた司会ぶりのお陰なのかも。

   「マヨカラ」は見る人によって、いろんなツッコミどころがありそうな番組。こんな番組もあるんだなぁという軽い気持ちで見てみれば、深夜の15分間がちょっと有意義なものになるかもしれない。


   ※TOKYO マヨカラ!(テレビ東京:木曜26:00~26:15)

文   鯖野かサバり
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