2020年 12月 1日 (火)

本流をあえて狙わないから面白い(タモリ倶楽部)

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   タモリ倶楽部といえば、1982年10月にスタートし、2007年3月でなんと1184回に達する「深夜番組の金字塔」だ。常人が思いつかないような変わった企画、自社の社屋でのロケ等々…あらゆる面で、今好調のテレ朝・深夜番組のパイオニアと言うべき存在である。

   最大の魅力はそのいい加減さとマニアックさ。もちろんただマニアックなだけではつまらないが、「本流を(あえて)狙わない」ということが徹底しているから、お笑いとして面白い。

   番組で取り上げるのは、電車、地図、音楽などのマニアックなネタばかり。マニアックな企画を幅広くこなせるのは、MCのタモリはもちろん、番組スタッフも造詣が深いからだろう。実際、この番組の制作をしている「ハウフルス」という会社は、「出没!アド街ック天国」「THE夜はヒッパレ」「チューボーですよ」「ボキャブラ天国」等の番組も手掛けている。スタッフもかなりのマニアであってもおかしくはない。

   このハウフルスのスタッフは同じネタをあらゆる番組で繰り返し使う習性がある(例えば“ボキャブラ“を今でも「アド街」の「薬丸印の新名物」でやっているetc.)。しかしこれは悪い意味ではない。おそらく“こだわりが深い”からこそなのだ。

   3月23日の企画「芸能界スイッチ王決定戦atスイッチの日開」の舞台は、スイッチのシェアNo.1の日本開閉機工業という会社だった。この「日開」は、3月10日の「アド街『川崎 溝の口』」の第11位「南部バレー」に登場したばかり。ちなみにこの「南部バレー」という地帯は、JR南武線沿いにはハイテク産業の企業がたくさん立ち並んでいることから名付けられたそうだが、今回のタモリ倶楽部でもその件から始まった。

   このように地名にこだわりを見せるのも、ハウフルスの大きな特徴だ(「チューボー〜」の「“街の”巨匠」もその例の一つ)。

   実はこの「南部バレー」という言葉はネットで検索すると数十件しかヒットしないマニアックな…いや新しいワード。それに目を付ける眼力もすごいし、更にそんなマニアックなことを2度も取り上げるというのは、自信の裏づけがないとできないことだ。だから、こういう使い回しに気づくたびに「ああ本当にこのネタに思い入れがあるんだなァ」となんだか愛おしい気分になってしまう。

   タモリ倶楽部を見るなら、他のハウフルス制作の番組も見ると意外な発見があってより楽しめる…かも。

   ※タモリ倶楽部

   ※ハウフルス 

 
文   鯖野かサバり
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