「法律は先回りして作るものではない」

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   「代理母のボランティアを公募します」。長野県下諏訪町の諏訪マタニティークリニック、根津八紘院長がこう訴えたという。子供の戸籍や権利は?番組でも議論が沸騰した。

   代理出産については日本産科婦人科学会が禁じており、法律上も代理出産で生まれた子供については親子関係を認めていない。そうした厚い壁が立ち塞がっているにもかかわらず、やむを得ず代理出産を望む親が多い。

   根津院長は、娘に代わって実母が「孫」を産む代理出産を試みたことがあるという。新聞報道によれば、05年には出産に成功したが、05年から06年末まで試みたケースでは失敗に終わったそうだ。『代理母のボランティア募集』は、代理母を外国に頼らざるを得ない日本の環境に波紋を投げるのは間違いない。

   では子供の戸籍や権利などの問題点は...。弁護士の石丸幸人は「法律上は、親子の関係を遺伝子ではなく分娩の事実によって決めている」。つまり遺伝子を受け継いでいなくとも、産んだ人が母親というわけだ。

   俳優の原田大二郎は語気を強めて「少子化、少子化といいながら、代理出産はダメというのはおかしい」と。しかし、ジャーナリストの大谷昭宏は「法律はあれこれ先回りしてつくるものではない。世論の煮詰まってきて、では認めようとなる」と、慎重論を。

   生命、親子、医療、法律と多岐にわたる問題。スタジオ内では結局、未消化のまま終わった。

文   モンブラン
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