「ラブソングができるまで」
ヒュー・グラントが踊り歌う!元アイドルのカムバック物語

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   イギリスの俳優ヒュー・グラントのコミカルさは一流で「ノッティングヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」などで楽しませてくれた。そのコミカルさに加え、初めて彼の歌と踊りを取り入れたこの作品は、もっと笑える。80年代の人気バンドのボーカルという役は、50に近い彼の年齢にぴったりだ。その頃の音楽界はデビッド・ボーイやデュランデュランなど、英国出身のミュージシャンで溢れていたので現実味がある。

©2007 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.--U.S., CANADA, BAHAMAS & BERMUDA<br />©2007 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED--ALL OTHER TERRITORIES
©2007 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.--U.S., CANADA, BAHAMAS & BERMUDA
©2007 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED--ALL OTHER TERRITORIES

   「トゥー・ウィークス・ノーティス」でグラントを主演に使ったマーク・ローレンス監督は、彼を念頭において脚本を書いたと言う。グラントは「2番目のキス」などで人気のドリュー・バリモアを相手にロマンスの花を咲かせる。バリモアの姉をTVで活躍中のクリステン・ジョンストン。グラントのマネージャー役は「ギター弾きの恋」などのブラッド・ギャレットが演じる。

   80年代に爆発的人気を誇った5人組のバンド「PoP」のダブルボーカル。解散後、一人はソロで大活躍して殿堂入りもしているのに、片方のアレックス(グラント)は遊園地のガキ相手にソロの日々。そんな彼に、今をときめく歌姫コーラ(H・ベネット)から、新曲を作って欲しいとの申し入れ。最近彼と別れたばかりのコーラの指定する曲名は「愛を取り戻す方法」。頑張って10年振りに曲を書くが、文才の無い彼は作詞が全く駄目。2週間後の締め切りを前に苦悶するアレックス。しかし、プラントの世話をするソフィー(バリモア)の呟いたフレーズが彼の耳を捉える。

   早速ソフィーに作詞を依頼するが、文学志望の彼女はトラウマを負っていた。愛してしまった指導教授に婚約者がいた上、彼の小説の中では、有名作家を利用して文学界でのし上がろうとする才能のない性悪女とされていた。ソフィーは深く傷つけられ、二度と詩や小説を書かなくなっていた。ソフィーの姉ロンダ(ジョンストン)はアレックスの元追っかけ。アレックスの頼みで妹の説得に乗り出す。

   時代遅れの髪型や服装で、腰を振りながら踊り歌うグラントは魅力的で、その上おかしい。グラントはピアノを弾き、歌い、踊りまくる。今まで披露しなかったが、凄い音楽の能力を発揮して、元アイドルという役柄を堂々と演じている。イギリス訛りのグラントと、アメリカ英語のバリモアの会話は心地良い。元追っかけで子持ちの大柄の主婦をK・ジョンストンが好演。マジソン・スクエア・ガーデンの大会場で、コーラと自作の曲をデュエットで歌い踊る晴れの舞台。間奏の舞台の袖で二人の抱擁するシーンは盛り上がる。

恵介
オススメ度: ★★★★☆
ラブソングができるまで(MUSIC & LYRICS)
2007年アメリカ映画・ワーナー・ブラザース配給・1時間44分・2007年4月21日公開
監督:マーク・ローレンス
出演:ヒュー・グラント/ドリュー・バリモア
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