「加山さんの前では、ただのジジイだった」
2007.04.20 12:21
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60年代のヒーロー、「若大将」加山雄三もはや70歳。それが「古希」と銘打って全国ツアーをするという。学生時代「若大将になりたかった」という小倉智昭が、インタビューした。
「昔はね、70歳というとよぼよぼのおじいいちゃんと思った。が、そうなれない。どうしてだろうと。まだやれることがある」と加山は元気いっぱいだ。
若大将の絶頂期に抱いていた不安から、23億円もの負債を背負った挫折、その克服、さらには子育て論、60歳からの生き方を語り、新曲まで歌った。番組はほんのさわりだけだが、「全部をお見せしたい」と小倉はいう。
圧巻は子育て論。「大切なのは母親と父親の言論統制(子どもの前で言うことが違ってはいけない)ですよ。それで子どもは両方を信頼する」「我慢と会話が大切」。バーナード・ショーの「子育ては一大事業だが、適性検査が行われたことはない」を引いて、「これはすばらしい言葉」だと。
そして団塊の世代には「趣味を沢山持つこと。もう遅いということは絶対にない。死ぬまで勝負でいいと思ってるんですよ」
小倉は「2時間話していても、まったくムダがない。わたしも59歳で、なんでそんなに元気なのといわれるが、加山さんの前では、ただのジジイだった」
たしかに、全部を聞きたくなった。
文
ヤンヤン