プロに学びたい 脳に優しい「空間術」

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   今回の『プロフェッショナル 仕事の流儀』は、これが3回目となる「プロに学ぶ仕事術」。これまでに登場した6人の仕事術を紹介した。

   中でも私の興味を奪ったのは、ベンチャー経営者・秋山咲恵と、ライティングデザイナー・内原智史の仕事術。それぞれ、快適で効率的な「空間の作り方」を紹介した。秋山のオフィスは広さ600平米のワンフロア。その広いスペースの中に、人の視界を遮るものは何一つない。座っていてもオフィス全体を見渡せるようにという秋山の配慮だ。仕事に集中したいときはデスクとデスクの間に間仕切りを置く。しかし完全に顔が隠れることはない。

   こうすることで、オフィスの中にいるときはいつでも車内の雰囲気を感じることができる。忙しいときは殺気立った、嬉しいことが起こったときはやわらかい空気を直に感じることができる。これからの日本のオフィスの新しい形を見た気がする。

   次に続いたのが、内原の照明使いテクニック。内原のオフィスは、照明によって雰囲気が変わるように作られている。天井の中央にダウンライト、そして部屋の周囲に蛍光灯。この2種類の照明をコントロールすることで雰囲気を変えることができる。照明で雰囲気を変えて、仕事にリズムをつけるのだ。オフィスだけでなく、もちろん自宅にも応用したい。

   私はあの眩しい蛍光灯の光が嫌いだ。どうも落ち着かない。しかし、周囲に蛍光灯を持ってくることで、光を壁に反射させて柔らかくできる。そして、暖色の電球やハロゲン球で空間に温かな色づけをする。以前から私の部屋もそうしているのだが、穏やかな空間に仕立てることができる。これは本当にお薦めだ。皆様もご自宅のリフォームの際にぜひ検討してみては。

   番組ホストの茂木健一郎曰く「どんなにいい空間を作ったとしても、一度空間を作ると、固定化してしまう。一つの文脈になってしまったら、脳は退屈してしまう。空間を押し付けられてると感じるとダメ。自分で選べると思うことが、脳の余裕を生み出し、潜在力を引き出すんですね」。今回の「空間術」を盗んで、脳に優しい空間で過ごしたいものだ。

   ※NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 「"仕事術"スペシャル Part3~明日から使える仕事術スペシャル Part3」(2007年5月1日放送)

文   慶応大学・がくちゃん
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