「丸川さん、テレビ屋的には裏切り者だね」
現役女子アナが今夏の参院選に出馬。テレビ朝日の丸川珠代アナが自民党・東京選挙区から国会を目ざす。スタジオは妙に沸いた。他局とはいえ、よく知っている仲間のヘンシ~ン!とあって、関心度が高いようだ。
「ぼくはゴルフ番組を一緒にやったことがあるし、ステキなお嬢さんという印象で驚きました」と小倉智昭。
とくダネ!の佐々木恭子アナはすかさずいった。「わたしはびっくりしませんでした」・・・この両者は同じ神戸出身。高校だけは別だが小学校・中学校・大学(東大)と同じコースをたどってきた。佐々木恭子アナが入社試験の時期には、ちょっと先輩の丸川珠代アナのところにOG訪問したという。
「あれだけエネルギーのある人だし、不思議だとは思いません」
なぜアナウンサーが政界に?ゲストの高木美保がいう。「キャスターと違ってアナウンサーはカゲの存在で本音をいえない、ホントの実力を出せないと思うんですよ。チャレンジですね」
これを受けて前田忠明。「36歳、独身。報道型としては大チャレンジでしょう」
デーブ・スペクターも黙っていない。「テレビ屋的には裏切り者だね」。担当していたテレビ朝日の「ニュース・ステーション」はどちらかといえば政権に妥協しない硬派のニュース番組。
イメージは野党なのに、丸川アナ=自民党候補とは意外であり、視聴者のイメージは裏切られたという意味だ。テレビ屋のひやかしだ。そしてひとりごとのようにいった。「民主党の蓮舫のコースにとりたくなかったのかな」
東京選挙区は改選数が5人。「いずれにしても、もうひとりの(自民党公認の)おじさんとともに選挙戦になるようです」笠井信輔が締めくくった。