「法律で離婚しちゃいけないという話にも」
300日問題――離婚後300日以内に生まれた子供を一律に「前夫の子」と推定する民法の規定の運用の見直しがスタート。初日5月21日の出生届の件数が少なくとも20件に上った。とくダネ!はこの問題に「改善の第一歩だが、まだまだ子どもは救済されていない」というはっきりした意見でまとめた。
新制度のもとでは明暗が分かれた。出生届を認められたケースは1割。9割が取り残されたカタチとなった。
明・・・離婚後292日で出産した子どもの母親のひとりは「戸籍にようやく3人の名前が並んだ。額に入れたい」
暗・・・離婚後226日で出産した子どもの母親のひとりは「保育園、幼稚園、小学校にも入れない、存在していない状態です」
9割の子どもが救済されないという現実にスタジオは「おかしいよ」。長勢法相だって自分のHPでは理解を示すコメントを出しているという。
しかし、新制度に賛成するVTR発言に反発する意見が続いた。西川京子衆院議員。
「制度そのものを離婚しやすい方向に変えるのは違うと思う」・・・
「そりゃ違うでしょ。なぜ、離婚しやすくなるんだろう。いっそのこと法律で離婚しちゃいけないと話にもなる」(小倉智昭)
「親の都合で、オトナの都合で子どもがないがしろにされている。子どもの人権が失われている、これは憲法違反です」(竹田圭吾)
「もう一度、考えてほしいですね。犠牲になっている子どもたちのためにも」(佐々木恭子)
<離婚しやすくなる>この意見に全員が「理解できない」