2024年 4月 27日 (土)

「折口さん、あなたは福祉を食い物にした」

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   介護ビジネスを食い物にした――コムスンの親会社「グッドウィル・グループ」の折口雅博会長が朝ズバッ!に生出演。座ったままするお詫びのお手本のような所作は見事だった。正しいお辞儀のサンプルを繰り返す。発言内容もきちんとしている。明晰な自己弁明。

   「正当化するつもりはありません。あくまでも社会事業に貢献を果たしたつもりです。経営的には赤字計上でした」

   番組はコムスンの社業の実態についての証言をまとめた。 「介護事業は儲かる事業ではない。お年寄りを大事にすれば経営は粗末になる。その逆ならお年寄りが苦しい思いをさせられる。コムスンはあまりにも金儲け主義だった。現場の施設長やヘルパーさんはノルマノルマで次々と辞めていった」(越智哲男・元日本シルバーサービス創業者)

   「もともとは国民の税金とか保険料で運営されているもので、儲けるというより適正利潤を保つのがやっとなんです」(因利恵・日本ヘルパー会長)

   みのもんたがスタジオで直撃した。「折口さん、あなたは福祉を食い物にした。あなたは優秀な方のようで、デカイ事業をやりたいといっていたそうですが、結局は介護マーケットをビジネスにしようとした。この責任をどうとらえているのかズバリ聞きたい」

   この調子で始まったインタビューだったが、ズバリ度は不発。引き出した答えはあちこちのインタビューとまったく同じ内容になった。「ごまかしたつもりは一切ない。連座もしていないし、知らなかった、悪意はなかった」・・・あくまでも「社会貢献事業」を強調するばかり。ペコリペコリ。

   しからばと脈絡のないみの節になる。両親の介護サービスのヘルパーに感動した話にふれてから、「これから介護の問題をどうするのか、今回は神様が示唆した啓示ともいえるでしょう。洗いざらいキレイにして、お年寄りが安心して受けられるサービスを希望したいものです」

   コムスンの結果責任を問うテーマは脱線。介護事業者に、この件で懲りないで乗り切ってください・・・エールを送った印象で幕。

文   初代不良家
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