「社保庁元長官に窓口業務してもらおう!」
国民は地獄。集めた年金でおいしい生活を楽しく過ごした元長官、元事務次官ら社保庁元幹部の責任は重大だ。柳沢厚労相は「ご協力いただきたい」・・・つまり賞与と同程度の金額を自主的に返せ。
スパモニの調査では該当する27人のうち8人が「返しません」。自宅取材にインターホンに出た某元長官は語気鋭く「ノーコメント!」。いってみれば、ほとぼりがさめるまで知らぬ存ぜぬでとぼけ切ろうという魂胆と見受けられる。家の中ではアッカンベーと舌を出しているのでありましょうか。
スタジオは意外にクールだった。
「私たちの税金だから返納するべきですが、政治家のみそぎみたいなもので、返納したからといって、責任がチャラになるってことじゃない」(落合恵子)
鳥越俊太郎は声のオクターブを上げる。
「これは国民の怒りをそらそうとする、安倍さんの選挙向けの明らかなパフォーマンス。住専のときなどを含めて政府が行政官庁に責任をとらせたことは一度もなかった。彼らからカネを戻しても何ひとつ解決しない」
国民からしてみれば犯罪的な税金ドロボー集団の親分衆だ。その責任を参院選挙向けのパフォーマンスで目くらましにしてしまおう。これでは納得がいかない。
「返納自体が本末転倒です。それに返納したといっても国庫に入るだけで、それも焼け石に水」と石丸幸人。ここで元アーチェリー選手・山本博がやんわりと提案。
「退職している彼らに窓口業務をしてもらいましょう。責任を身にしみて感じるはずです」
同調したい意見だ。元長官、元事務次官たちに、対応している現場の窓口で汗をかいてもらいましょう。ときには怒声、罵声をたっぷりと浴びせられながら。