「人工降雨機」まで出た北京五輪「ホントにちゃんとやれる?」
中国は国ぐるみで"全身硬直"している。ちょうど1年後の8月8日は"国の威信"をかけた北京五輪が開幕。
アスリートにとっては「残り365日」のカウントダウンだが、世界中が注目しているのは「ホントにやれんの?」。スッキリ!!はひやかし気味に問題点を指摘した。
ダンボール肉まん、偽物だらけの遊園地、強引に進める立ち退き騒動、農薬まみれの野菜、輸出物・・・これらはニュースになって明らかになったオンパレードだが、発信されていない問題がまだまだ山積している――
マナーのひどさも相変わらずだ。8月3日、瀋陽で行われたサッカー、対中国の国際試合でもニホンのサポーターが罵声を浴びせられ、モノを投げられた。
マナーの悪さ、食の安全、インフラ整備、大気汚染・・・
「果たしてあと1年で問題は解消されるんでしょうか」(阿部哲子アナ)
映画のスティーブン・スピルバーグ監督が芸術顧問を辞退へ。中国の外交方針に対して「北京五輪をボイコットすべきだ」アメリカの複数の議員たちはこう公言する。なりふり構わない中国外交に黙っていられない雲行きだ。
「ニホンの子どもは空を青く描くけど、北京の子どもはグレー色に描く」とテリー伊藤。深刻な大気汚染は、北京の空を煙だらけにしている。二酸化硫黄、粒子状物資の汚染度の数値は東京の2倍以上だ。
番組では「人工降雨機」なるものを紹介した。開会式などで雨が降らないように、事前に雨雲にロケット弾を撃ちこんで降らせてしまう。あるいは会場から遠く離れたところに雨を降らせる――
「自然を破壊して、シロをクロにするのはいかがなものか」(おおたわ史絵)
「やりかたが強引すぎますね」(加藤浩次)
テリー伊藤が断じた。「これまでしてオリンピックをやる意義があるのか疑問です」