台風が関東直撃!「朝ズバッ」実況中継

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   「さあ、きょうの8時またぎは!」と、みのもんたが大ボードをデーンとひっくり返すと、現れたのは日本列島の地図だけ。番組終了までの50分間、台風だけで乗り切るつもりだ。「やばい」。滅多に見られない「台風ナマズバッ!」のお手並みを拝見するしかない。

勢力は衰えていませんから十分ご注意を

   お天気の根本美緒も、雨合羽にビニール傘で雨と風の中。いつもとちょっと違う。

   午前2時に小田原付近に上陸した台風9号は、最大瞬間風速54.6メートル、伊豆・湯ヶ島では1時間615ミリを記録。神奈川、東京を横切って、番組の時間帯には日光付近を北上中だった。アメダスを見ると、関東から東北一円がびっしりと雲に覆われている。リアルタイムだから、迫力が違う。

   「これはアメ・カゼ台風?」とみのが聞くと、「アメとカゼ、両方です。暴風域が大きいんです。直径170キロ。上陸した後もこれだけの勢力を保っているのは珍しい」と根本。

   ナマのレポートは、熊谷から福島、仙台と、台風の進路が中心になる。すでに、危険水位に達している河川の状況がいちばん心配だ。レポーターたちはみな、びしょぬれで叫んでいる。

   足の便も、長野、山形新幹線をはじめ関東・東北で軒並み運休。始発から動いていた東海道新幹線も一時止まる。道路では東名、中央高速、首都高速から一般道路まで、部分閉鎖で寸断されていたが、これらを手書きのボードで示すのだが、テレビ画面ではやはり見にくい。

   台風のレポートは昨日(9月6日)から断片的にずいぶん放送している。それらをどうするのかと思っていたら、なんとひと続きでぶっ通した。八丈島、西伊豆、伊東、熱海、アクアライン、館山、麻布十番、品川、新宿、浅草‥‥レポーターはがんばったが、事故もなければ、台風通過とともに消えてしまう記録である。

   なかで、東京・五反田では信号機が倒れ、江戸川区ではJRの列車の窓ガラスが割れる、午前1時過ぎには酒匂川の橋が折れた。麻布では宅配のピザ屋が大繁盛なんてのもあった。地下鉄丸の内線では線路に木が倒れて一時不通になった。

   地下鉄に「木が倒れる」というのは、知らない人が聞くと妙な話だ。そこで、みのが「丸の内線では一部、地上を走ってるんです」と解説。「大きな大木、というのもありましたねぇ」とレポーターの言葉の間違いを冷やかしたり。

   かくて、台風は首都圏を離れた。これまでの死者は1人、重軽傷41人。東京地区での雨がそれほどでなかったのは幸い。懸念された地下街への浸水もなかった。

   番組の進行とともに、「水位が下がりました」(熊谷)などの報告が入ると、ホッとする。新宿駅では、番組の進行とともに平常に戻っていくのが刻々とわかる。「8時21分長野新幹線が再開。青梅線の一部も‥‥」と速報がはいったり。

   そこへ、多摩川河川敷のゴルフ場などに18人が取り残されている、という速報が入った。助けられた人数が4人と少ないのが心配だ。「この雨の中をゴルフ?」とみのがいぶかると、杉尾秀哉が「河川敷に小屋をつくって住んでいる人たちでしょう」。

   さて次は東北だ。みのは「勢力は衰えていませんから十分ご注意を」。吉川美代子の「農作物への被害が心配ですね」に、みなうなずいた。

   かくて、リアルタイム台風マラソンは終了した。たしかに、テレビだからできる、テレビにしかできないワザではあった。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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