給油できなきゃ退陣だって「安倍さんは駄々っ子」
"無難第一"の印象がある安倍首相がビックリ発言。シドニーでの記者会見が大波紋。海上自衛隊のインド洋における給油活動は「国際的公約」と明言して<撤退=退陣・総辞職もある>と大胆だった。
この日のとくダネ!はこの発言をめぐって活発なスタジオトークとなった。
番組のご意見番・諸星裕はいう。「彼の性格だろうと思う。何か欲しいとお母さんにいう駄々っ子みたい。参院選で小沢をとるの、私をとるのといって結局辞めなかった。それと同じで辞めるという意思表示ではない」
「結局は職責にしがみついている」(小倉智昭)
ゲストの田勢康弘・早大大学院教授はいう。「安倍さんはアメリカ支援のガソリン・スタンドのことで解散もありうるぞ、というドスを突きつけた最後の抵抗ではないか」
「ニホンの国会事情でこんなことをいう。まるでつまらない子どものケンカみたい」(ゲストのピーコ)
とくダネ!ではこの問題について独自のアンケート調査をした。
「延長に反対、自衛隊撤収を」=44.2%
「修正を加えた上、自衛隊の活動続行を」=43.5%
「延長に賛成」=12.3%
数字はYES・NOが真っ二つにわかれてている。「安倍首相が自から退路を絶って、民主党にゆさぶりをかけた」とリポーター。
「APECに出席したブッシュ大統領ですら内緒で7時間だけどアフガニスタンを視察している。これは議会対策だ。これに対して安倍さんはちっとも国民に説明責任を果たしていない」(田勢康弘)
看板のないガソリン・スタンド――小倉は締めくくりにいった。
「国民の税金を使っているのだから、政局にするよりきちんと説明して欲しいね」