「テロ特措法に職を賭す」と安倍首相「真意がわからない」

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   ちょっと珍しい。「8時またぎ」のボードをひっくり返す前に、延々と政治談義。

あれだけ辞めないと言っていた人がなぜ?

   「どうしてもわからない。年金保険料を横領した泥棒をなぜ刑事罰にしない? 国民もなぜこんなにのんびりしてる?」(みのもんた)

   「他の国なら革命が起こっている。お金を返したからというんなら、刑務所はいらない」(末吉竹二郎)

   「国会だってそうですよ。領収書で1円以上はどうのこうの。許せません。国民のみなさんももっと怒りをもってほしい」(みの)

   そうか、きょうは政治か‥‥ところが、ボードをデーンとひっくり返したら、政治ネタはゼロ。あれあれ?

   この日の政治問題のトピックは、シドニーでの安倍発言だ。アジア太平洋経済協力会議(APEC)終了後、臨時国会の焦点のひとつ、テロ特措法の延長が、民主党など野党の反対で危うくなっていることについて、こう述べた。

   「延長は国際公約だ。野党の理解を得るために職を賭して取り組む」といったあと、記者に「延長できなかったら?」と問われて、「職責にしがみつくことはありません」。当然、総辞職もありうると受け取られた。

   「朝ズバッ!」でも繰り返し伝えられた。とくに、今回は地球温暖化対策で、初めての首脳宣言が出され、テロ特措法ではブッシュ大統領から強く延長を要請されて、臨時国会でも大いにやる気と思われていた安倍首相だけに、意外感が大きい。

   杉尾秀哉が「エッ?とびっくりですよね。あれだけ辞めないといっていた人が、ここへきてなぜ?‥‥真意がわからない」という。末吉も「テロに対する闘いは国民も支持すると思うが、総理大臣がそれに首をかけるというのは、今国会に国民が期待しているものとは違う」と。

   臨時国会では、年金不祥事、政治と金の問題と並んで、テロ特措法のそもそもからの論戦を期待する声が大きかったのに、安倍首相はこの一言で、辞める辞めないの政局になる可能性がある。これは戦略なのか。

   民主党の鳩山幹事長が「政局にしようとしている。好ましいことではない。もっと冷静な論議がしたい」と困惑した表情を見せたのも、気になるところだ。

   ところが、昨日の今日だからそれ以上の情報がない。世の中も政界もまだ寝ている。休み明けの早朝ワイドにとっては、日曜夜の大ニュースは泣き所である。

   とくに「朝ズバッ!」は、ニュースを細切れに繰り返すスタイルで、通して見ている視聴者なんか想定していない。細切れニュースならなんとかなるが、まとめてトピックに仕立てる材料がなかったということなのだろう。

   代わりのトップは、朝青龍の医師がはじめて会見して「横綱が笑った」という話題だった。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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