「自民総裁選」 福田笑う「ビンボーくじかもしれないけど」

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   今日も自民党総裁選だ。「一夜にして福田氏優勢となりました」とみのもんたが口を切る。「安倍さんは何のために総理大臣になって、何のためにいま入院してるんでしょう」と、まだ未練たっぷりの恨み節。

一夜にして福田氏優勢となりました

   昨日の番組では、みのが「この人はいつもはっきりしないんですよねー」といっていた福田康夫氏。いつも記者には素っ気ないこの人が、こんなに柔和な顔を見せたのは何年ぶりだろう。

   エレベーターの中にカメラまで入れて、「いま前向きに検討中。(困難な時期だが、の問いに)それで出てくれ、出ろと言われてます。ビンボーくじかもしれないけどね」と笑ったのだ。

   昨年秋の総裁選では、安倍優勢のなかで「まあ、歳も歳だしね」なんてとぼけていたのが、今回は「勝算あり」と踏んだのか。「前回は、無派閥の人たちの支持に確信がもてなかったが、今回は違う。真剣に支持してくれる」とまで言ったと伝えられる。

   むろんそれだけではない。自身の町村派は当然として、谷垣、山崎、古賀の各派領袖とも会談し、津島派にも手を伸ばす。さらには、「小泉再登板」の道がほぼ絶たれた"小泉チルドレン"も福田支持に傾くか、ともいわれる。いわば「反麻生」結集の様相になっている。これらを踏まえたうえでの自信の発言なのだろう。

   前回もそうだったが、福田氏への期待は、小泉氏がめちゃめちゃにしたシステムを堅実なものに戻すこと。とくにアンチ小泉派の期待は強い。が、同時に守旧派のイメージもつきまとう。改革の行方を懸念することにもなる。

   父はいわずと知れた福田赳夫元首相。その父が71歳で首相になったとき、はじめて秘書として政治の道にはいった。初当選が54歳と遅い。10年後森内閣で官房長官になり、小泉内閣にかけての在任1289日という最長記録をつくった。もし首相になれば父と同じ71歳。親子で首相というのは史上初めてだ。

   スタジオには、自民党の後藤田正純、猪口邦子、佐藤ゆかりの3氏が顔をそろえたが、いずれも「政策論争を聞きたい」「サミットをひかえ外交力が必要」「規律を戻す必要」などと述べるが、肝心の支持する候補者の名前は口にしなかった。

   元NHKの池上彰が「福田さんならおさまりがいいというんではなくて、小泉改革を継続するのか変えるのかを、国民の前で議論する必要がある」と正論をはいた。

   一方の麻生幹事長は、福田氏の出馬について問われ、「それがどうした」と不快感をあらわにしたという。一瞬にして形勢が変わる。きびしい世界だ。

   難航した総裁選の日程は、今日(9月14日)告示、23日投票。党員投票は行わないことになった。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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