政権交代すぐそこか 福田新首相は「徳川15代将軍」?
すらすらと"居抜き"で決めた福田内閣は一夜明けた今朝、皇居での首相任命式、閣僚認証式を経て正式にスタート。いよいよ政権交代をかけた戦いが始まる。
今朝の『スパモニ』は、福田内閣への入閣を固辞して影のキーマンとなった麻生太郎前幹事長の「思惑」にスポットを当てた。
まず、キャスターの赤江珠緒が「福田内閣はどんな内閣でしょう?皆さんに書いてもらいました」と、いつものパターンでスタート。ゲスト出演の政治アナリスト、伊藤惇夫が「福田カラーが見えなかったので」と「白黒写真内閣」。
テレ朝コメンテーターの三反園訓は、表に「今を凌ごう内閣」、裏側が「森笑み内閣」。ジャーナリストの鳥越俊太郎は「高齢者医療費負担の凍結などがある」ので「すり寄り内閣」。組閣前から「サプライズがないのがサプライズ」と憶測が飛んでいただけに、目新しさはない。
そこで赤江が「麻生氏の入閣固辞の思惑とはなんですか?」と本題に。これに伊藤が「本音はポスト福田ですよ。距離を置いて次を狙おうというのでしょう。党内には、総選挙もあと2回ぐらいは何とかなるが、そのあとは……と思っている人がいる。徳川15代将軍(最後の将軍)という話もある」。
本題の話はここまで。この程度の話は昨日(9月25日)の『スパモニ』でゲストの作家、大下英治が「次への準備のために麻生氏は入閣しないだろう」とズバリ的中させている。
最後に赤江が「政権交代をかけた戦いが始まります」で締めたものの、『麻生氏、入閣固辞の思惑』は尻切れトンボ、中途半端、ツッコミ不足と言いたい。