NOVA経営破たん テレビ局への「CM料金」支払はどうなった?
朝ズバッ「ほっとけない!」シリーズで、負債総額439億円!会社更生法でお先真っ暗のNOVAをヤリ玉にあげた。
「めっちゃ、怒ってるんだ」と小学生。入会時に90万円を前払い、退会を申し出て約82万円の返金を受け取るはずの60歳の男性は「返ってこない。生活費が困っている」
外国人講師も給料未払いで、異国であるニホンが「銀行の残高が1円。家賃が払えない」・・・
みのもんたがピンクのぬいぐるみ"NOVAうさぎ"を手にして「これが因幡の白兎になっちゃた」といかにもテレビ的演出をしてみせた。当事者にはシラケるだけだろう。
みのが見せるフリップにはこうあった。
<注・前払いの長期契約には十分な注意が必要!!>
「これは法律的な不備もあるんです。特定商取引法では、事業者に前渡し金の保全義務は課せられていないんです。つまり、預かった料金をほかの用途に使っているかも知れないのです」
ニホンには英語教育が義務化されている。極端にいうと"英語の文法教育"で、実用とされる会話になるとさっぱりだ。
これだけカタカナ英語が氾濫しているのにしゃべられない。そのすき間を私立の語学学校が引き受けるという構図になる。
番組ではこれまで封鎖された学校のリストを作っていた。NCB英会話教習所、ラド・インターナショナル、ABCランゲージスクール・・・
「みなさんの学習意欲は凄いものがありますが、どうしてなんでしょう」みのの疑問に末吉竹二郎・国際金融アナリストが答える。
「競争が激化したという要因もあるでしょうけど、ただ400億円もの前払い金が何に使われていたかでしょう。集めたお金をどんどん会社の資金繰りにあてたということでしょう」
NOVAは96年から中途解約を巡るトラブルも相次ぎ「危ない」企業と見る向きもあった。しかし、「駅前留学」のTVCMは絶えることがなかった。
「教室を増やしていかなければ、という無理があった・・・」と柴田秀一アナウンサー。
うがっていえば、30万人を超える受講者のカネはTVCMの支払いのためだったのか。テレビ局へのCM料金の支払い状況はどうなっているのか知りたいものだ。