100万部「ホームレス中学生」 田村もびっくり「吉本ハードル」とは?

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   お笑いの「麒麟」の田村裕(28)が、希有の体験を綴った「ホームレス中学生」(ワニブックス、1365円)が、100万部を突破したという。同じビンボー物語でも、「がばいばあちゃん」とはひと味違う、現代的なところが人気らしい。

吉本は違うんだ

   テレビでしゃべったのを見た人は多いだろう。田村がわりと淡々と、「家が破産して差し押さえられて、親父が『みんながんばってくれ。解散』といった」と。ダウンタウンの番組だったと思うが、ことの深刻さよりも、「ありえな~い」という可笑しさがあった。

   これがウソではなくて本当の話。田村少年はその日から、野宿生活をおくった。大坂・吹田市の通称「まきふん公園」、真ん中に巻きふん型の滑り台があって、田村はそこへもぐりこんで1カ月を過ごす。草をむしって食べたり、段ボールを食べたり‥‥それをありのままに書いたのが「ホームレス中学生」だ。

   なかで「幸せのハードルの低い人生を愛しています」という言葉が、現代の若者の心に響いているらしい。そして温かくしてくれたのは周囲の他人だった。「高校の先生から手紙をもらって生きようと思った」と本人はいう。

   笠井信輔が、「涙が止まらなかった。田村さんはやさしい人で、自分を捨てた父親にも感謝と謝罪なんですよ」といった。

   佐々木恭子が「幸せのハードルを下げる?」というのに、「あんまりにもひどい生活をしているので、少しのことでも幸せを感じることができると」と笠井。

   ところで、100万部とくれば、だれしも印税の行方に関心がいくが、契約が吉本なので、そちらへいってしまったらしい。田村も「1円ももろてないし、もともと給料安いし、みんなよりビンボーのままなんですけど」と笑う。

   前田忠明が解説して、「刷りが100万部ということは、少なくとも7000万から8000万円にはなってる。もっと売れれば1億いくかもしれない」

   小倉智昭も「普通タレントが本を書いたら、プロダクションに所属していても、印税は本人にいくものですけどね。吉本は違うんだ」と笑う。

   あの吉本には、「ハードルを下げる」気なんかないらしい。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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