「触れると恥ずかしい」思春期だもん エアロビ王子の挑戦
テレビ局がネーミングする「○○王子」はいまや食傷気味だが、中学2年生のこの『エアロビ王子』は、「純朴さ」で一味違った。
エアロビ日本一を決める「第24回全日本エアロビック選手権大会」で、福岡県那珂川町立那珂川中2年の是枝亮くん(14)がユース部門(14歳から16歳)のシングルで4連覇。さらに"難易度"の高いユーストリオでも見事優勝した。
『スッキリ』は、大会1週間前に急きょ、トリオへの挑戦を決めた是枝くんたちトリオの練習ぶりを追った。
是枝くんはお母さんの勧めで、小学2年生からエアロビを始めて以来、めきめき頭角を現し、数々大会で優勝をものにしている。今回トリオを組む相手は、中島若菜さん(14)、菖蒲谷真紀さん(14)。実は、トリオ出場を決める直前まで、3人は組む組まないでもめていた。
トリオは、3人が力を合わせる複合技もあり、3人の呼吸がうまく合うかどうかがカギとなる。 それにはもっと"難易度"の高い問題が...。3人とも思春期の真っ只中。先生は「ペアとかトリオだと接触する動きが多くなり、恥ずかしくなったりする」という。
はたしてピッタリ呼吸が合うのかどうか。女性2人からは「微妙」という答えが返ってきた。しかし、案ずるより産むがやすしで、合計20点満点を18.400で奇跡の優勝。
是枝くんは「3人の心が合ったから」と、難易度の高い問題を乗り越えた感想を。来年4月に開かれる世界エアロビック選手権大会出場が決まった。
司会の加藤浩次が「イヤーやりましたネ。1週間ではムリかなと思っていたのですが...」、衆議院議員でコメンテーターの江田けんじは「わかりますよ、思春期の多感なのは。それを乗りこえたんですよネー、えらい」。