数学解けないのに楽しいのはなぜ?(たけしのコマネチ大学数学科)

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   「美しき数学の世界へ」この言葉でこの番組は始まる。

   たけしのコマネチ大学数学科は、深夜番組としては異例の頭を使って数学を勉強する番組である。ビートたけし扮する「マス北野」と「現役東大女子学生チーム」、さらにたけし軍団で結成された「コマネチ大学数学研究会チーム(通称コマ大)」が毎回一問出題される数学の難問・奇問に挑むバラエティ番組である。また、第35回国際エミー賞にアジア代表でノミネートされ、国際的な評価も受けた。フジテレビで毎週木曜深夜25:15から放送中だ。

   11月22日のテーマは「運命の赤い糸」。問題は「どこが交差しているか分からない8本の赤い糸を1人2本ずつ結ぶ時、大きな輪が1つできる確率は?」というものである。

   マス北野は毎回自らの発想力で解答の方針を立てるのが早く、解いている姿はいつものふざけているたけしとは考えられない程真剣だ。現役東大女子学生チームは、培ってきた学力で論理立てて解答していく。コマ大チームは、別ロケで自分たちが地道に体を張った実験を重ねて答えを出す方式である。このロケも番組の見どころのひとつであり、意外と正解に近づく解答を出すので驚きだ。

   今回の問題についてコマ大チームは合コンゲーム形式でのロケを行い、140回試行を繰り返した結果、77回で1つの輪になった。確率は77/140、つまり「55%」という結論に至った。マス北野は助っ人のポヌさんの力を借りながら、まず8本ではなくてもっと少ない本数からの場合を考えていき、16/35、つまり「45.7%」という答えを出した。現役東大女子学生チームは場合分けを考えていったがつまずいて、なんとか4/9、つまり「44.4%」という答えになった。見ている私も考えてみたが、恥ずかしながら全く分からなかった。多くの視聴者はほとんどわからないのでは、と思う程毎回難しい。

   正解はマス北野が考えたとおりで「45.7%」であった。

   この番組は高校で数学の教材にされているほど質も高く、バラエティとしての要素も多々あり目の離せない30分になっている。数学がわからなくとも楽しめるに違いない。夜が長いこの季節、この番組でちょっと頭良くなってみてはいかがだろうか。

たけしのコマネチ大学数学科
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