2024年 4月 29日 (月)

「普通の人」の銃で29人死亡 管理どうする?

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   昨日(12月9日)昼、東京都目黒区の医師宅でライフル銃が暴発、弾が2歳の男の子の右胸を貫通し、死亡した。また高知県津野町では、酒に酔った男が散弾銃を発射し、1人が死亡1人が重傷を負う事件もあった。

:弾は警察に保管ってどう?

   銃というと暴力団の抗争事件を連想する。ところが意外に落とし穴になっているのが、警察の許可を得て銃を所持している人たち。暴発事故が多発しているという。

   ライフル銃の事故は、昨日12時20分ごろ、自宅応接間で、医師の父(39)が前日クレー射撃で使った銃の手入れをし、数分間部屋を留守にした間、銃が暴発。弾が2男の右胸を貫通、1時間半後に死亡したもの。

   幼稚園児の長男が銃を触って暴発したのではないかとみられている。医師は2000年6月に銃所持の許可を得たという。なぜ、銃に弾が装填されたままだったのか。また、銃を手入れしている部屋になぜ子供がいたのか、疑問も多い。

   警察庁調べによると、06年現在、許可を得て所持している銃は、散弾銃26万3725丁、ライフル銃4万1454丁、合計30万5179丁。このうち事故が47件あり、29人が死亡、18人が負傷している。

   今年も狩猟シーズン到来だが、10月13日には宮崎県でイノシシ狩りをしていた男性(71)が撃った散弾銃が仲間の男性(72)に当たり死亡したのをはじめ、11月までに6件の暴発による死傷事故が起きている。

   銃器評論家の津田哲也さんは「銃所持の許可を取るのは面倒だが、とった後の管理は野放し状態。一人で10丁、20丁所持している人もいるという」。

   みのの「弾は警察に保管するというのはどうですか」に、津田さんは「警察は対処できないでしょう。結局、持っている人の自覚を待つしかないのです」。

   アメリカの銃乱射事件が相次いでいるが、こんな話を聞くとヨソゴトではない。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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