古舘伊知郎の「環境」特番 結局どうすりゃいいの?

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   テレ朝が年明けにやった特番「地球危機2008」を見た。環境問題を取り上げ、世界各地の入念な取材結果を紹介した。古舘伊知郎が司会で、東大の月尾嘉男名誉教授も出てた。

   番組としては、警鐘を鳴らした力作だった。ただ4時間はちょっと長すぎた。それに「じゃあ我々はどうしたらいいのか」という提言の部分はあまりなかった。物を大切に、リサイクルを、というお決まりの事は触れられていたけど、「具体的にどうしたらいいのか」があるともっといい番組になった気がする。この特番に限らず、テレビの今年のテーマとして、「提言」の領域に踏み込むことが大切だなと感じた。

   番組が紹介したのは、ベネチアや東京湾の海面上昇による影響、ヒマラヤの氷河が消えていく、熱帯雨林の森林が伐採されていく、などの実情だ。興味深かったのは、日本のコンビニで売ってるシャケ弁に関する話題。国産は米や卵、サツマイモぐらいで残りは、世界各国から輸入されているという実態を解説してた。シャケはデンマークから、唐揚げのトリはブラジルから、インゲンマメはオマーンからといった具合だ。

   輸入には当然、運搬するための資源を使っている。遠くの国から運ぶとそれだけエネルギーを多く使うことになる。フードマイレージという考え方で、シャケ弁はえらく「マイレージ」の数字が高い食べ物という訳だった。しかもコンビニ弁当は残ったら廃棄される。これが年2000万トンと言ってたかな。

   いずれにせよ、自分たちに何が出来るんだろう、何をしなきゃいけないんだろうと考える気になる番組ではあった。ただ、その先が弱かった。

      シャケ弁を 暗い気分に 喰いにけり

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