2018年 7月 23日 (月)

小倉「数字自慢」の深層

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   とくダネ!司会の小倉智昭が、この番組で自分に関する「数」を語った回数を通算したら、いったい何回になるんだろうか。数えたくないが、たぶん億単位の数字ではあると思われる。今日のオープニング・トークだけで、少なくとも2回、「数」が登場した。これだけ「自分の」数字にこだわる司会者も珍しい。

見るの6回目なんですけどね

   「今回、見るの6回目なんですけどね」。これは、「ドラリオン」についてだ。このあと、何度見てもドラリオンには新しい発見がある、と小倉は続ける。

   「経験主義」と『「話」を具体的に』、はたしかにメディアの基本だ。「たくさん見た」よりは「6回見た」と客観的数字を出したほうが、ジャーナリスティックに思える。しかし小倉がジャーナリストかどうか、この番組は報道番組だったか、考えてみるべきかもだ。

   次はマラソン。「福士選手のトラックの強さは何度も見てわかっているんですが…」

   「何度も」はあまりジャーナリスティックな表現ではないが、とにかく福士加代子選手のことはよくわかっていた小倉である。「彼女は30km過ぎに失速するんじゃないか」。そんな予言が見事に的中したことをリマインドしてくれる。

   自分のコメントに対し、つねに経験主義的なギャランティーを与えようとする小倉。そこには「自慢」とないまぜの自信のなさが表れてると見るべきなのかもしれない。ワイドショーらしく、コメントそのもののエンタメ度をもっと向上させてほしいところだ。

文   ボンド柳生 | 似顔絵 池田マコト
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