2024年 3月 19日 (火)

ギョーザ問題 中国は「関係ねー」のか??

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   中国産冷凍ギョーザによる食中毒事件が、妙な展開になってきた。

気になった

   3家族10人の中毒が伝えられたあと、同種の製品から検出されなかった有機リン系農薬「メタミドホス」が、パッケージの外側から検出された。兵庫で6袋、千葉で2袋。いずれも客から返品されたものだった。

   兵庫のものは、「袋がべとべとしている」「異臭がする」などで、店では「外側についた汚れ」として、そのままに。また、千葉の例は、一部を食べたあと、体調がおかしくなったとして、引き取っていたが、検査したのは、事件が表に出てからだった。

   一方中国側は、天洋食品がきのう(2月3日)会見して、工場ではメタミドホスは検出されなかったと公表した。工場でコンテナを封印するので、日本の港に着くまでの間に混入は不可能、と中国側での汚染を否定した。

   しかし、問題のメタミドホスは、日本では研究機関の研究用以外では入手できない。中国では昨2007年から禁止になったが、その後も使ったと農民が証言するなど、監視体制は万全ではない。となると、混入はやはり中国?ということになるのか。さあ、なぞ解きだ。

   中毒症状を出した3家族の食べたギョーザのメタミドホスはとんでもない高濃度だった。きのう見つかったものは微量、それもパッケージの外側が主。兵庫の一袋にはアナがあいていたが、先の高砂のケースとは様子が違う。ごく一部の袋にだけ高濃度の汚染があった、という奇妙。工場の製造過程で入ったものならば、もっと被害が拡がっているはず。

   つまり、故意なのか過失なのか、だれかが混入させたと見ざるをえない。ではいったい、いつ、どこで、だれが?

   元警視庁の田宮榮一は「もし日本で混入されたとなると、日本にない薬物をだれかがわざわざ持ち込んだことになる。千葉県警は殺人未遂で捜査してます」と。

   末吉竹二郎は「中国の薬物は世界中で問題になっているが、アメリカではいま『チャイナフリー』という言葉がいわれている。中国製品は入ってないという意味だ。そんな風に中国製品全般に関わるといけない。冷静に正しい捜査が必要ですね」と警告した。

   TBS解説委員の杉尾秀哉は「より安い、より簡単、というところから出ている。安全はコストがかかっても仕方がないんだと、思わないといけない」

   「家庭用なら自分で注意できるが、外食で中華飯店で出されたら分からない」(田宮)

   「金がかかっても安全だと、それを売りにしていかないといけないかもしれない」(末吉)

   そして、みのもんた。「工場の映像で、みな素手で作業してたのが気になった」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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