2024年 4月 27日 (土)

「ギョーザ食べ嘔吐」の妊婦 「赤ちゃんが心配」

   きょう(2 月4日)の「8時またぎ」は「中国産冷凍ギョーザ」一色。実質35分にわたって延々と展開したが、被害の広がりについての突っ込みがおぼつかない。

「朝ズバッ」といって欲しかったなー

   きのう(3日)15時現在で、ギョーザで体調を悪くしたという訴えは1232人にのぼっているというが、もしこれが、全部メタミドホスだったとすれば、「限られたものだけに混入」ではなくなってくる。

   番組には「わたしも食べた」というメールが続々という。そのうち2つが紹介された。

   東京の30代の主婦は、なんとギョーザを食べて「飲み込んだ直後にニュースを知った」という。1月30日の夕方、親からメールで「生協とってたよね。ニュースを見て」といってきた。テレビをつけると、見覚えのあるパッケージ。

   「吸収されないうちに」と、とりあえず吐いたそうだが、幸いなんともなかった。しかし、コープに電話したところ、「お客さんの方で破棄していただいてかまいません」といわれた。「あ、回収しないんだ、と思った」。

   コープは、「ぶっ倒れてなければ、大丈夫」とでも判断したのだろうか。

   もう一人は、福岡の40代の主婦。日記によると、1月6日の夕食でギョーザを食べたが、深夜になって下痢と嘔吐に苦しんだ。しかし、彼女は妊娠7カ月だったので、「また、つわりか」と思ったという。それから3週間たって、事件が公表される直前コープから「体調は大丈夫か」と連絡があった。40個入りの手作りギョーザを買っていたからだった。

   そこで初めて、6日の体調とギョーザが結びついたのだったが、本人はその後何ともないが、お腹の子どもはどうなのかと心配だ。産婦人科に聞いたが「時間がたっているので検査のしようがない。安定期に入っているから大丈夫だろう」といわれた。本当のところはだれにもわからない。「コープなら安心だと思っていたのに」

   この事件について、番組は北京の街頭で市民に聞いた。その結果が興味深い。

   ◇ 若い男性 事件は知ってる。NHKで見た。中国のメディアは客観的でない。中国には環境問題、食品問題などいろいろあるが、中国メディアは伝えない。事件は、悪意のあるだれかが混入したのだと思う。

   ◇ 中年の女性 事件はうわさで知った。中国の製品は安全だと思う。だれかが言いがかりをつけようとしているのでは?

   ◇ 若い女性 インターネットで知った。日本人がデタラメを言って挑発してるんだと思う。

   ◇ 中年の夫婦 新聞で見ました。あり得ないと思う。中国でもよく食べてるものでしょ。安全は政府が重視してるから問題ない。まあ、90%以上はね。何にでも例外はあるけど。

   ◇ 新聞売りの女性 製造メーカーの検査の問題だと思う。食べ物、飲み物は絶対に検査すべき。わたしたちから見れば、輸出用はいいものでしょ。

   ◇ 新聞で知った男性 かたりだよ。中国製品の品質は向上している。輸出用はいい。国内は改善すべき点が多いが。

   ここでみのもんたが感慨。「ワンフーチンという繁華街で、銀座、六本木、赤坂みたいな。昔と違って、まあ自由な発言をしてますね。ただ、NHKじゃなくて、『朝ズバッ』といって欲しかったなー」で、大笑い。

   「中国の赤ワインで乾杯した。いいものがあるんですよ。ところが、数日前ぶどう畑の取材を見たら葉っぱに農薬がびっしり。虫は一匹もいません、といわれてもねぇ」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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