2024年 4月 27日 (土)

ギョーザ問題中国幹部発言 鳥越「真意は何だろう?」

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   メタミドホス、ジクロルボス、トルエン、キシレン、ベンゼンと、検出物が相次いで、中国製冷凍ギョーザ中毒事件はめまぐるしい様相だ。

動機は?

   そうした中で、中国検疫総局副総局長が「中国側は工場の管理が非常に厳しい。人為的にこのようなことは中国側では起こりえない」としながらも、「中日友好の発展を望まない少数分子が極端な手段に出たのかもしれない」と、踏み込んだ発言をした。

   両キャスターが「テロの可能性を示唆しました。中国では一体、何が起きているのでしょうか」と切り出す。

   今度の事件のポイントともいえる天洋食品の元従業員が「去年12月26日、『皆さん、辞表を出してください』と言われた」と、40歳以上に解雇通告が行われたと話す。

   中国問題の専門家は「中国では日本向けの食品輸出を安くするために賃金が抑えられている。所得格差も拡大しており、不満がこうじている」と労働問題と反日が結びつく可能性を指摘する。

   小若順一(「食と暮らしの安全」編集長)は「袋の内、外の両方から検出されているし、日本では使われないベンゼンが出ている。中国で混入された」という見方。

   赤江が「動機は?」と振ると、小木逸平が「中国では毒物混入事件が続発している」と、死者、中毒者が出ているケースを列挙。「ウラミ、ネタミによるものが多い」と説明する。

   吉永「いろいろ可能性は考えられるけど、どうすれば今度のような事件を防げるか日中両国で考えなければいけない。これを奇貨として、両方が幸せになれるように、冷静に一つ一つ解決していくことだ」

   石丸「オリンピック前というので、日中両国の思惑もあって、個人の行為という方向に行っているのだろうけど、原因究明は玉虫色ではなくきっちりした解決をすべき」

   鳥越「副総局長発言の真意は何だろう?」

   小若「大変なことを示しているのだと思う。食品テロを一つやると、全量回収になりかねない。あっという間に日本は食料危機だ。だから食品テロは怖い」

   赤江「自給率の低い日本は食品テロに弱いといえます。その点も考えて行かなければいけません」

   気の重い事件で唯一の救いは、重体だった少女に笑顔が戻ったというニュースくらいである。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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