祭で全裸強行した人
岩手県奥州市・黒石寺の奇祭「蘇民祭」が今朝(2月14日)6時半すぎ、無事に終わった。祭のポスターの毛むくじゃらの裸の男性の絵柄が「不快」だとして、JR東日本盛岡支社が駅の張り出しを拒否して、騒ぎになった。おかげで、地方の祭が全国区になった。
この祭は、1000年も続くという伝統行事。五穀豊穣を願って、厳寒のなか下帯ひとつの男たちが川で身を清め、練り歩く。最後は「蘇民袋」を奪い合って、とった者の方角が吉と出るのだとか。
はいいのだが、昔から、素っ裸で参加するものが大勢いた。だから、ポスターをつくるときも、それでけっこう苦労するのだそうだ。で、今年はひげ面の男性をアップにして、うしろに小さく裸の男たちという絵柄になった。
ところがJR東日本盛岡支社が、「駅は公共の場。客に不快感をあたえるかもしれない」と張り出しを拒否したことがテレビで伝わったから大変。「セクハラだ」「これがわいせつか」と大騒ぎになった。これがかえって祭のPRになったわけだ。
モデルになった佐藤真治さん(37)は、祭の世話役。「ポスターに載せてもらったことが嬉しかった。騒ぎは、関係のないことでした。メディアに対応するのが大変でした」と。報道陣が170人にもなったそうだ。
佐藤さんはさらに「やっとみのさんの番組に呼ばれしました。女房も子どもも喜んでると思います」。「うれしいなぁ」とみの。「願わくば、マグカップを3個お願いします」、「わはっは」
そのポスターに、高木美也子は「男っぽいポスターですよね」
大沢孝征は「断られたことで、全国区になっちゃったから、このポスターの功績大きい」
高木は「だれかいう人がいたんですね」という。そう、つまらんことを心配する小心者はどこにでもいる。警察も「全裸はダメ」とクギをさしていたらしい。ただし、世話役ひとりだけは全裸。これが伝統だという。
みのは、「みのさんも体感を、といわれるんで、下帯ひとつでやってみようか・・・」とポスターを見つめて、「ちょっと、やめておこうか」(笑)