元売春摘発エリートが堕ちた「1時間数十万の女」の魔力

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   まあ、まるでハリウッド映画みたいなーーアメリカ・ニューヨーク州のエリオット・スピッツァー知事が、こともあろうに買春疑惑で辞任に追い込まれた。会見する本人は、身から出たさびだとしても、脇に立っていたシルダ夫人の姿が痛々しい。

   知事は先月2月、ワシントンのホテルからニューヨークのクラブに「クライアント9」の名で電話をいれ、女性を部屋に呼んだ。この電話を、連邦検察局が盗聴していたため、ことが明るみに出た。

   電話した先は、「エンペラーズクラブ・VIP」といって、ニューヨーク、ロス、パリ、ロンドンにも拠点をもつ超高級買春クラブ。料金は1時間約10万円から57万円というから、並みの人間には手が出ない。知事はこのとき4300ドル(44万円)払ったというが、もともと常連客で、6年間で8万ドル(800万円超)払っていたともいわれる。

   みのもんたは「なんとコメントしていいか」と経歴をボードで示す。

   ハーバードから弁護士、州の主席検事、司法長官から州知事という、絵に描いたようなエスタブリッシュメント街道。検事・司法長官時代には、汚職・買春摘発に力を入れ、「ミスター・クリーン」として、将来の大統領候補とまでいわれたのだとか。

   辞任会見で「最初にやるべきことは、わたし自身と家族の傷をいやすことです」と述べた。傍らの夫人との間に、3人の子どもがある。

   みのは「彼はともかく、隣に立っていた奥さんの気持ちを考えたらたまんないよねー」

   高木美也子は「よく、横にいられたなと思う。家族に傷をいやすのはいいとして、自分もなんてよくいうわ」

   みの「クリントン大統領のスキャンダルのときでも、結局ヒラリー夫人が支えてましたね」

   知事はまた、民主党の大統領候補選びの特別代議委員で、そのヒラリー氏支持だったから、選挙の行方にどう響くかもある。当のヒラリー氏は「静観する」と答えていたが、テレビを見る方はどうしたって「あの事件」が浮かぶのは皮肉なこと。

   ただ、これには続きがありそう。後任は州憲法によって、デビッド・パターソン副知事が昇格するのだが、これが大変な人。検察、州上院議員の経歴の人だが、同州知事では初の黒人、しかも盲目というのは全米でも初めて。民主党員なので、新たなドラマが待っているかも知れない。

   みのは、「人の巡り合わせは分からないもんです。…しかし、ばかだねぇ」

   大沢孝征は「検事だったのに、分からなかったのかねぇ」

   うー、弱き者よ、汝の名は……

文   ヤンヤン
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