数十億円「相続」の内幕 「名門」関係者たちの「舞」

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   日舞の名門流派と言うと「家元」が絶対的な権力者。その家元が突然亡くなると決まって出てくるのが跡目争い。

   この後ナゾの死体が……となると、テレビのサスペンスドラマだが、今朝の『スパモニ』は、現実起きている不可解な花柳流の跡目騒動の内幕を取り上げた。

   花柳流三世の花柳寿輔・家元が昨2007年5月、心不全のため72歳で亡くなった。1963年に『寿輔』を襲名。父親が主宰していた「花柳舞踊研究会」を引き継いで、新作舞踊を次々と発表し、日舞の最大流派と言われるまでに花柳流発展に尽くしてきた。

   ところが、名取の数だけでも2万人超、財産は数十億円を残し、子供はなく、兄弟もいない三世の最後の手違いは、遺言を書いておかなかったこと。

   花柳流理事会は跡目として、後見人だった花柳寛・後見役を花柳流四世として選出した。

   しかし、法律上、流派の跡目と財産の相続は別というわけで、裁判所が、都内の弁護士を相続財産管理人に選任。財産を譲り受ける資格のある人物がいるのかどうか、捜すことになっていた。

   これが大騒動の発端。相続人の名乗りを上げた人物がいた。三世のいとこで、花柳流の名取でもある俳優青山良彦の息子(32)。

   2002年に三世から口頭で「家元を引き継いでほしい、財産も譲りますよ」と言われたというのだ。

   5年前に会社員生活をやめ、父親の手ほどきで本格的な日舞の稽古を始めたというのだから、この世界ではまだヒヨッコに違いない。

   ビックリしたのは四世。「冗談云っちゃいけない。踊りも満足にできない元会社員が、法的手段を取るならどうぞやって下さい」と。

   この結果、既に訴訟沙汰になっている。コメンテーターの大澤弁護士は「この『財産も譲りますよ」という話が、生前贈与として見なされるのか。一方、財産の名義は寿輔さんになっているが、「権利能力なき社団」と言われている流派に財産性はあるのかなどが争点になるでしょう』という。

文   モンブラン
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