2018年 7月 16日 (月)

光市母子殺害事件 騒ぐ必要あったのか

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   「昨日のお昼から大変な騒ぎになりましたね」「この判決を聞いて、いかがですか」と司会のみのもんたが神妙な顔で話を振る。山口県光市で起きた母子殺害事件の差し戻し審判決である。

大変な騒ぎになりましたね

   ニュースを「ズバッ!」と斬るはずのみのも最近は「聞き役」に回ることが多い。自分の意見を言う機会は減り、だいぶん発言に注意深くなっている。以前この番組で、言いたいことの100分の1も言えない、と冗談交じりに語ったのが思い出される。

   コメンテイターのスポーツニッポン東京本社編集局長・宮内正英は素朴な感想を語った。「(被告が犯行時)少年だったことに注目してたんですけど…まあ『やっぱり』という結論になりましたね」。あまり雄弁とは言えないコメンテイターはそれ以上説明しなかったが、ジャーナリストの池上彰が代わって補足する。「(最高裁が死刑以外は考えにくいと差し戻した)裁判の流れからすると『やっぱり』となります」

   最初から結論が見えている裁判だったのだ。何を言おうが言うまいが、おそらくは死刑になるとわかってる裁判において、デスペレートな被告が語った『荒唐無稽』な主張には、どれほどの意味があったのだろうか。被告の意図も図りかねるが、それに対して「大騒ぎ」する理由もあまりなかった気はする。

文   ボンド柳生 | 似顔絵 池田マコト
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