自衛官がこの時期に国会前で自殺未遂 「武士の情け…」
2008.05.09 11:26
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他人を巻き添えにする硫化水素自殺にはドキッとさせられるが、人騒がせなこんな自殺未遂も困ったものだ。
「昨日(5月8日)夜飛び込んできた驚きのニュースからです」と赤江キャスターの第一声で始まった今朝のトップニュースは、国会議事堂の正面玄関で腹を刺して自殺を図った男の事件。
男は、陸上自衛隊朝霞駐屯地にある自衛隊体育学校所属の陸士長(20)。駆け付けた警察官に建造物侵入容疑の現行犯で逮捕されたが、軽傷という。
この陸士長は国会議事堂北門から50メートルほど離れた鉄製の柵(高さ2.4メートル)を乗り越え議事堂正面玄関前の階段踊り場で、玄関に背を向けて正座し、短刀で腹を刺した。
止めようとした警察官に「武士の情け」とか言っていたらしい。家族あての遺書を持っており、政治的、思想的な内容ではなかったという。
週刊朝日編集長の山口一臣は「現職の自衛官が制服着て割腹自殺というので、一瞬大事件と思ったが、単なるお騒がせですか…」としらけた表情でコメントを。
自殺者が相次いでいるが、真似をして国会議事堂が「自殺の名所」になるのだけは御免蒙りたい。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト