2024年 4月 30日 (火)

密漁組織の「獲物」呑み込む中国

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

「日本産なら相手選ばず」

   こうした闇の流通ルートの最終消費地が中国。富裕層の増大で今や飽食の時代を迎えており、形がよく安全・安心の日本産のナマコが一番人気で1皿1万円という。この国は「故買」が野放しなのか、中国側の買い取り業者は、「日本産なら相手選ばず」と豪語する。

   こうした海の高級食材は、たとえば浜田市のアワビ場合、巨額な資金を投入し10年以上も前から稚魚を放流、漁期を制限したり、潜水具を禁止したりして漁場を育ててきた。それを根こそぎ横取りしていくのだからたまったものではない。

   番組では、海上保安本部の取締体制しか触れなかったが、水産庁には全国6か所の漁業調整事務所に漁業取締船と航空機を配備し、担当官もいる。

   行政の垣根を云々している場合ではない。水産庁、海上保安庁、それに暴力団が絡んでいることから警察庁が合同で取り締まりを強化し、根こそぎ摘発しなければ、密漁グループのやりたい放題ではないか。

モンブラン

<改正漁業法>2008年4月1日施行された。それまで、無許可操業の場合には、省令で上限が懲役2年以下、50万円の罰金(自治体の「規則」では同6か月以下、10万円以下の罰金)だったのを統一して「懲役3年以下、200万円以下の罰金」に厳しくした。

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