五輪水着問題をスイスイ泳ぐ視点

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   日本人選手が北京五輪で英スピード社の水着が着られないかも、という大問題。競技団体の日本水連が国内の水着メーカー3社と契約していたためだが、メーカーと協議したうえでスピード社解禁の流れだという。

義理と人情が…

   それでは水着問題も一件落着かと思いきや……番組によればまだだそうだ。北島康介とミズノのように、選手個人でメーカーと独占契約を結んでいたり、水着メーカーの社員選手がいたりするからだ。

   「自由に着られるといっても、会社にお世話になってたらやっぱり悪いかなと…(思ってしまいそう)」(宮川俊二キャスター)。「義理と人情…」(司会の赤江珠緒)がより密接に絡んでくるのだ。

   ゲスト・コメンテイターのスポーツライター、二宮清純は「メーカーとの間になにも契約がない選手がいれば、個人の独占契約でメーカーから人的、資金的な援助を受けている選手、社員の選手もいる。全員一律に考えるわけにはいかない」とメーカー側に一定の理解を示す。

   が、今後の見通しとしては、メーカー側がこれまで個人的にたっぷりとお世話してきた場合でも、世論に押されて「常識的な判断」をせざるをえないだろうと二宮は予想する。「スピード水着の着用に反対し続ければメーカーのイメージダウンになりかねない」からだ。

   国内の水着メーカーにとっては踏んだり蹴ったりの「惨敗」五輪となりそうだ。

文   ボンド柳生 | 似顔絵 池田マコト
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