孫殺す「後期高齢者」 「妻に邪魔だと言われ…」
2008.06.25 11:55
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<テレビウォッチ>千葉・柏市の民家で77才の容疑者が、妻(75)、長男(49)、長男の妻(44)、孫(4)を大型ハンマーで撲殺する事件を起こした。
近所の人たちからは、「夫婦仲はよかった」と見られていた容疑者夫婦だが、心臓病を患った後、不眠症で、家にこもりがちになった容疑者は、「以前から邪魔だ」と妻に言われ、「3回ぐらいは殺そうと思っていた」らしい。
6月24日朝、殺害を決意し、凶行に及んだようだ。まず、台所で朝食の仕度にかかっていた妻を撲殺、つぎに、離れに住んでいた長男夫婦を相次いで母屋に呼び出して殺し、最後に離れに行って、寝ていた孫まで手にかけた。
中学校の教師をしている長男は、体調を崩し、先月末から休職中だった、という。
みのもんたは、「うっ積したものが感じられる。徐々に自分を追い詰めていったのか……それにしても、4才の女の子を……同じ凶器で……」と、衝撃を隠さず、与良正男(毎日新聞論説委員)も、「理解を超えますね……かわいそう」と、ことば少な。
祖父は、「全員殺せば楽になると思った」と供述していると伝えられるが、何が楽になるものか。これから味わうのは苦しみだけだろう。同じ病に悩んでいる人は数えきれないはずだ。身勝手な「後期高齢者」というしかない。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト