ムダ減らし案公表 自民の「知恵」はこの程度?
2008.07.01 11:54
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<テレビウォッチ>「自民党無駄遣い撲滅プロジェクトチーム=園田博之座長」(谷垣禎一政調会長によると「ムダボ」というらしい)が、緊急提言をまとめた。
その内容は――(1)公務員のレクリエーション費用・4億円(マッサージチェアやカラオケセットなど)=今年度は執行を凍結し、来年度以降は原則廃止 (2)省庁のタクシー代・80億円(「居酒屋」が発覚した)=職員のタクシー帰宅は0時半以降とする (3)一部広報・486億円(ミュージカル制作などに使っていた)=ゼロベースで見直す――というもの。
園田座長は、「一生懸命に取り組んでいるというのは、国民も理解してくれると思う」と語るが、みのもんたの評価は、「遅すぎ。恥ずかしくない? 自民党さん。無駄遣い撲滅プロジェクトチーム作らなきゃいけないのか」。
与良正男(毎日新聞論説委員)「当たり前のことなのに、事実上、初めてというので、こういうことがニュースになるのはとんでもないこと。実に情けない」
あれこれムダを削っても、「最大、数千億円に過ぎず、今回の提言には、とても社会保障費の増大には対処できず、消費税引き上げの議論の必要性を訴える狙いが見え隠れする」(ナレーション)となると、パフォーマンスと見られてもしかたないだろう。
それでも、みのは、「アリの1歩でもいいから、やらなきゃダメ」と言う。それもそうだが、国会議員の定数を減らすとか、国家公務員削減してくれたほうが、よほど目に見える無駄遣い撲滅になると思うけど。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト