沖縄の「現実」に見る 「サミット効果」とやら

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   <テレビウォッチ> 幕を開けた北海道洞爺湖サミット。北の大地の悲喜交々の風景の次は、梅雨明けした南国・沖縄。

カジノ、本当に悪いのか

   『スッキリ!!』の「特報部そこが知りたい!!」は、リポーターの阿部祐二が夜の那覇の現実を取材した。

   午前2時、那覇市内を通る国道58号線。検問中の警察官の前を堂々と勝ち誇ったように片手を挙げて逆走する暴走族。コンビニの前ではそれを見守る100人ほどの「期待族」と呼ばれる若者たち。これが夜明け間近まで続く。

   一方、沖縄の歌舞伎町と呼ばれる那覇市最大の繁華街「松山」。路上で客に話しかける客引きの若者たちの多さが目につく。

   いずれも違法行為なのだが、とくに客引きは、客に料金の説明をした時点で現行犯逮捕され「懲役6か月または罰金50万円以下」の処分が下される。しかも、昨2007年9月の改正で、客引きを目的に路上に立つことすら違法になった。

   だが、一向に減らないのが沖縄の現実だ。

   その客引きの1人、少年(18)は「キャッチは時給800円、メチャいいです。沖縄の最低賃金は時給610円ですから。うちらは固定給なので、1日9時間で月給は16万円。これよりいい仕事はあまりないですよ」と。

   捕まっては元も子もないでのでは? に少年は「13日間(留置所に)入れられるだけ、罰金の20万円は店が払ってくれる」。違法と知りつつ無視せざるを得ない現実に少年は「沖縄は貧乏率日本一ですから」。

   テリー伊藤は「女性の場合はもっと仕事がない。土産物屋かあとは風俗店ですよ。カジノをつくるのが本当に悪いのか。カジノによって周辺のビジネスもでき、ちゃんと就職できるでしょう」と吠えた。

   これを受けて評論家の宮崎哲弥が「沖縄は経済の最も弱いところ。小泉さんが出てきて公共投資が細り、非常に失業率が高くなった。とくに若年層の仕事がない状況です。テリーさんの言うように組織暴力が入り込んだらだめですが、きちんと管理できればカジノもいいのでは……」。

   そういえば8年前、沖縄サミットが開催されたが、結局のところサミット効果は無かったということか?

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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