バスジャック少年とプライドと叱ること

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   <テレビウォッチ>愛知県の東名高速で起きた少年(14)=中学2年=による高速バス乗っ取り事件。「親に怒られ、恥をかかせたかった」(少年の自供)だけで、バスジャックする短絡さが理解できない。

   そこで『スッキリ!!』が、どんな素顔の少年だったのか取り上げた。

   まず、少年が通っていた中学校で、実際はどんな少年かを聞いた。

   少年をよく知る生徒は「優しい。生徒会に立候補する勇気も、結構、正義感もあるし、フレンドリー。先輩や先生にも敬語をちゃんと使うし……。タバコを吸ったとか酒を飲んだとか言う話は聞かない」

   どの生徒も「今回の事件を起こすような人間とは思えない」と口をそろえる。

   しかし、小学校時代に所属していた野球チームのコーチがこんな指摘も。「5年生の時、練習試合の後チームメイトの前で注意したら翌日から来なくなった。家に行き何故来ないのか尋ねると、『皆の前で怒られたから面白くない。ボクはもう行きたくない』と」。

   さらに、このコーチは「ボクは野球のことでしか怒っていないのに、親が出てきて『親たちも怒ったことがないのに、よくも怒ってくれたね』って。感謝されたんじゃないんです。怒られたことがないんで、プライドがすごく高いんです」。

   そんな少年が中学校で、何故か同級生に10万円渡すように要求していた。要求された生徒の親が学校に苦情を申し入れ、担任が少年の家を訪問した。このため父親から初めて激しい叱責を受けた。今回の事件を起こす2日前のことである。

   父親から「お前なんか死んでしまえ。児童相談所に行ってしまえ」と怒られる。少年の祖母によると父親の暴力もあったらしい。

   臨床心理士は「高いプライドに守られていたので、初めて怒られたリアクションから、マスコミを巻き込んで親のメンツをツブそう考えたのでは」という。

   高橋ジョージも「挫折って絶対、人生で大事じゃないですか。そこで鍛えられていくのに、子供になるたけ挫折を味合わせないようにと、過保護で怒らずにきた。それが怒られたものだから衝撃を受け、こういうことになった」と。

   女優のかとうかず子も「親が怒ることは必要なのですが、怒り方は難しい」と、自ら子育てをしてきた実感を……。

文   モンブラン
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