防衛利権と脱税と政治家の名前 「関係知りたい」
2008.07.25 11:15
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<テレビウォッチ> 日米を結ぶ"防衛フィクサー"といわれる男(58)が逮捕された。とりあえずは2億3000万円の所得を隠し7400万円を脱税した疑いである。
浅野史郎・前宮城県知事は「これは入口でしょうか。どこの出口に向かって行くのか。ハードルは高いと思う」と話す。
日米防衛産業と政界に人脈を持つ男は、防衛省や防衛族への仲介役を期待されて、商社などから多額のコンサルタント料を得ていたとみられる。そして、男が専務理事をしていた日米平和・文化交流協会の理事には錚々(そうそう)たるメンバーが並んでいる。現職理事には、久間章生・元防衛相、武部勤・元自民幹事長ら、退任した中にも、前首相と現首相、現財務相、現防衛相などの名前が見える。
みのもんたは、「武器を扱う商社のコンサルタントを勤める男が主宰する団体の理事に、なんでこれだけの国会議員の名を連ねていたのか。国民が知りたくなるのは普通の感覚じゃないですか」と言う。
浅野前知事も、「武器購入に何兆円も必要なんですか、高めに設定されていませんか、と強い関心を持っていかなければいけない」と語る。
番組は、容疑者と親しい久間元防衛相の、「彼に金が入ろうが入るまいが我々に金が入ったということはありえない」というコメントを紹介する。東京地検は突破口を突き崩して、どこまで「闇」の解明に迫れるか。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト